
バイクを売った後はどうなる?引き取り・入金・名義変更まで現役査定士に聞いてみた
バイクの査定額に納得して「売却しよう」と決めたものの、その後どのように取引が進むのか分からず、不安に感じる人もいるのではないでしょうか。
「バイクはいつ引き取られるのか」「代金はいつ振り込まれるのか」「名義変更や廃車の手続きは自分で行う必要があるのか」など、初めてバイクを売却する場合は分からないことも少なくありません。
そこで今回は、バイク買取店「GAS BASE(株式会社Re Force Collection)」の代表である阿部さんに、バイクを売却する際によくある疑問や、取引をスムーズに進めるために確認しておきたいポイントについて詳しくうかがいました。

前職では大手販売店で仕入れを担当し、バイクの買取や市場動向に関する経験を持つ。
バイクの売却が決まったら、引き取りや入金はいつになる?

査定額に納得して売却を決めたあと、まず気になるのが「いつ車両を引き取ってもらえるのか」「売却代金はいつ受け取れるのか」という点です。
引き取りや入金のタイミング、対応可能な時間帯などは買取店によって異なります。
GAS BASEでは、できるだけ早く車両の引き取りと入金を行う体制を整えていると阿部さんは話します。
「お客様からは『いつお金が振り込まれるのか』『いつ車両が引き取られるのか』といったご質問をいただくことがあります。バイクを売却される理由はさまざまですが、生活資金に充てたり、次のバイクの頭金にしたりと、できるだけ早く現金化したいという方もいらっしゃいます。そのため当店では、早ければ当日、遅くとも翌日までに売却代金をご入金できるよう対応しています」
また、車両を引き取る時間についても、店舗によって対応は異なります。
GAS BASEでは早朝や夜間の引き取りにも対応しており、仕事などで日中の対応が難しい場合には、出勤前や帰宅後に車両を引き取ることもあるといいます。
売却を決める際は、査定額だけでなく、引き取り日や入金予定日についても事前に確認しておくと取引を進めやすいでしょう。
査定後にバイクに乗っても大丈夫?走行距離が増えたら減額される?

査定を受けてから実際に車両を引き渡すまでの間も、通勤や移動などでバイクを使いたいという人はいるでしょう。
そこで気になるのが、
「査定後に走行距離が増えると、査定額を下げられてしまうのではないか」
という点です。
この点についても、査定後の走行をどのように扱うかは買取店によって異なります。
GAS BASEでは、査定後に多少走行距離が増えた場合でも、それだけを理由とした減額は行っていないといいます。
「通勤などでバイクを日常的に使われているお客様も多くいらっしゃいます。当店の場合は車両の引き取りまでの期間が比較的短いこともありますが、査定金額を確定させたあとでも、引き取り当日まで通常どおり乗っていただいて問題ありません。査定時から100km、150kmほど走行距離が増えたとしても、それだけを理由に査定額を減額することはありません」
ただし、これはGAS BASEでの対応例です。
買取店によって条件が異なる可能性があるため、査定後もバイクを使用する予定がある場合は、あらかじめ買取店へ確認しておくと安心です。
売却後の名義変更や廃車手続きはどうなる?
初めてバイクを売却する場合、
「売却したあとの名義変更は自分で行うのか」
「ナンバープレートの手続きはどうなるのか」
といった点も気になるところです。
阿部さんによると、実際の買取現場でも、売却後の登録手続きに関する質問は多いといいます。
GAS BASEでは、車両を買い取ったあと、廃車や名義変更などの手続きを店舗側で行っています。
「役所や運輸支局などで必要な手続きを行い、手続き完了後には廃車証や、当社名義へ変更した車検証のコピーなどをお客様へ郵送しています。手続きがきちんと完了したことを確認していただけるようにしています」
なお、売却後の名義変更や廃車手続きの方法、完了後の書類送付などについても買取店によって対応が異なります。
契約する際には、
- 名義変更や廃車手続きを誰が行うのか
- 手続き完了後に確認できる書類があるのか
- いつごろ手続きが完了するのか
なども確認しておくとよいでしょう。
所有者本人が立ち会えなくてもバイクは売却できる?

仕事や長期出張などの事情から、バイクの所有者本人が車両の引き取り時に立ち会えないケースも考えられます。
こうした場合でも売却できるのでしょうか。
阿部さんによると、GAS BASEでは原則として所有者本人との契約を基本としていますが、事情によっては家族などを代理人として手続きを進めることも可能だといいます。
「たとえば海外出張などで所有者様本人が立ち会えない場合には、ご家族などを代理人として契約することもできます。その場合は、所有者様からの委任状や所有者様の身分証明書などをご用意いただいています」
ただし、代理人による売却が可能かどうかや必要書類については、買取店や車両の状況によって異なる場合があります。
本人が対応できないことが事前に分かっている場合は、査定を依頼する段階で買取店へ伝えておくとスムーズです。
登録書類の住所と現在の住所が違う場合はどうする?

バイクを購入してから引っ越したものの、車検証や登録書類の住所を変更していないという人もいるかもしれません。
売却手続きを行う際には、登録書類に記載されている所有者情報と、本人確認書類の情報を確認することになります。
阿部さんは次のように話します。
「手続きを進めるには、登録書類に記載されている氏名や住所と、身分証明書の内容を確認する必要があります。ただ、引っ越したあとにバイクの登録住所を変更していない方もいらっしゃいます。何度か転居されている場合などは、住所のつながりを確認するため、住民票の除票などの書類をご用意いただくケースもあります」
必要となる書類は、現在の住所や登録状況などによって異なります。
登録書類を確認して「今住んでいる住所と違う」と気付いた場合は、自己判断で書類を用意する前に、まず買取店へ確認するのがおすすめです。
初めてバイクを売却する前に確認しておきたいこと
最後に、初めてバイクを売却する人が、査定前に確認しておくとよいことについても聞きました。
阿部さんは、まず車両の状態を確認しておくことがポイントだと話します。
「初めて査定に出される場合は、できる範囲で車体をきれいにしておくのがおすすめです。洗車をしたり、簡単に落とせる汚れなどを取り除いたりしておくと、車両の状態を確認しやすくなります。ただし、傷を無理に補修する必要はありません」
また、しばらく乗っていないバイクの場合は、バッテリーが上がっているなどの理由でエンジンが始動できないこともあります。
査定時には走行距離やエンジンの状態などを確認するため、可能であればエンジンが始動する状態かどうかも事前に確認しておくとよいでしょう。
さらに、車検証や軽自動車届出済証、標識交付証明書など、所有しているバイクに必要な登録書類が手元にあるかも確認しておくと、その後の手続きをスムーズに進めやすくなります。
まとめ
バイクの売却では、査定額だけでなく、売却を決めたあとにどのような流れで取引が進むのかを事前に確認しておくことも大切です。
今回GAS BASEの阿部さんに話を聞いたところ、実際の買取現場では、
- 車両の引き取りや入金のタイミング
- 査定後にバイクへ乗ってもよいのか
- 名義変更や廃車手続き
- 本人が立ち会えない場合の対応
- 登録住所と現在の住所が異なる場合の必要書類
などについて質問を受けることがあるといいます。
こうした対応方法や必要書類は買取店によって異なるため、分からないことがある場合は、売却を決める前に確認しておくと安心です。
また、査定をスムーズに進めるためには、車両の状態が分かる写真を用意しておくことも重要です。
査定時にどのような部分が確認されるのか、どのような写真を用意すると車両の状態が伝わりやすいのかについては、関連記事「現役査定士が教える『バイク査定で見ているポイント』とは?」でも詳しく紹介しています。








