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ツーリングも楽しめるNinja400Rをインプレ【バイク買取調査隊】

Ninja400Rの車種プロフィール

「Ninja 400R」は、2010年にスポーティーなカウルをまとってデビューしたスポーツバイクである。高張力鋼管を使用したトレリスフレームに排気量399ccの水冷ストローク4バルブDOHC並列2気筒エンジンを搭載。ウインドプロテクションを考慮したスクリーンや、アップライトなポジションなど、新世代のNinjaらしくツーリングにも適合する性能と扱いやすさを追求している。

バイクインプレ

車両の特徴

「Ninja 400R」は、2010年に発売されたスポーツバイクである。ツインらしい常用域での豊かなトルクと、胸がすくような回転上昇が魅力。カワサキモータースエンタープライズ(タイカワサキ)で生産されており、ER-6f/Ninja650Rのエンジンをスケールダウンして日本の普通自動二輪車の枠内に収めている。

カラーバリエーションはライムグリーンと、メタリックスーパーブラックの二色を設定。同年11月15日にABS仕様が追加発売された。デビュー以来、400クラスにおいて好調なセールスを記録し、2013年にNinja400にモデルチェンジした。

トレリスフレームに排気量399ccの水冷ストローク4バルブDOHC並列2気筒エンジンを搭載。全長2100ミリ×全幅760ミリ×全高1200ミリで、最低地上高145(140) ミリ、車両重量は203キログラム(ABS仕様は+4 キログラム)。タイヤサイズはフロント120/70ZR17、リアは160/60ZR17。

足つき

シート高は790ミリ。自由度は少ないが、加重を掛けやすく乗りごこちは悪くはない。つまり走行シーンの使い勝手を大切にしたシートであると言える。フロントに正立テレスコピック、リアには個性的なレイダウンされたシングルショックユニットを採用し、滑らかな作動性と足つき性の良さにも貢献している。

走り

エンジンはフレキシブルに対応し、トルクの立ち上がりが穏やかなので、ウエットな路面でも大胆にアクセルを開けることができる。最大出力44馬力/9,500回転は非力に感じるかもしれないが、一般公道を楽しむ分にはパワー不足は感じず、むしろ安心してエンジンを回せるための選択であることが理解できる。

熟成を重ねたパワーユニットには、180度クランクを採用。44馬力9500回転の最高出力と、 37Nm 3.8kgf-m/7,500rpmの最大トルクを発揮。ツインらしい常用域での豊かなトルクと胸がすくような回転上昇が魅力だ。エンジン下部に配置されたショートサイレンサーなどによるマスの集中化と低重心化は、ややワイルドなハンドルバーと相まって自由度の高いハンドリングに貢献している。

ワインディングにおいても十分に実力を発揮してくれる。弟分にあたるNinja255Rでシフトミスをした場合、エンジンが反応せず、もたついてしまうことがあるが、Ninja400Rは、ライダーのミスをエンジンがカバーしてくれるため、スムーズな走行が可能である。

ブレーキは、フロントがダブルディスク、リアはシングルディスクで、あらゆるシーンでの使いやすさが考慮されている。フロントブレーキはライダーが入力した分だけ反応してくれるため、下りのワインディングでもセルフサーボになりにくい。リアブレーキは、コントロールしやすく制動力があり、公道を走るオートバイのリアブレーキとしては理想的である。

ハンドリングも素直で 下りコーナーに目線を傾けるだけで自然と曲がってくれる。まさに、万能ツアラーと呼ぶにふさわしい一台だ。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります

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