バイクを売るのに最適な時期はいつ？売り時になるタイミングを解説

バイクを高値で買い取ってもらう条件として、車両の状態や純正パーツ・必要書類の揃い具合のほかにも時期があります。バイクの需要は年間を通じて変動するため、特に需要が高い時期を狙ってバイクを売れば、高値での売却を狙えるでしょう。ほかにも、税金の適用時期や走行距離が一定に上がる前などを狙うのも重要です。

この記事ではバイクを高く売りやすい3つの時期、およびバイクの売り時になるタイミングについて解説します。バイクを少しでも高く売りたい方は、ぜひこの記事をご一読ください。

バイクの需要は月によって異なるため、売却する場合は時期によって価格が変動します。どの時期にバイクの需要が高まるのかを知り、売却すれば高額買取を狙えるでしょう。

以下では、特に需要が高くなる3つの時期を紹介します。

長期休暇の直前になると、ツーリングやレジャーでバイクを使いたい人が増えるため、買取価格も上がります。ゴールデンウィークや夏季休暇など暖かい時期は、バイクシーズンとなり、需要が高まるため、売り時です。また、雪が降らない地域であれば、冬休み前も高額で売れる可能性が高くなります。

バイクの売却金額が高くなるタイミングには、新生活シーズンの直前も挙げられます。2～4月は、新生活に向けて多くの人が準備をする期間であり、通勤や通学のためにバイクが必要になる人も多く、バイクの購入数が増えます。

バイクを求める人が増えるため、バイク業者は店舗の在庫を確保する必要があります。新生活シーズンの直前は、店側が普段よりも高額の査定価格を出し在庫獲得を狙う時期です。

特に、新型コロナウイルスの影響で三密を回避できる移動手段の需要が高まり、公共交通機関からバイク通学・通勤へ切り替えようとする方が増えています。新生活シーズン前のバイク需要はさらに高まっていると言えるでしょう。

梅雨や台風シーズンなどで家にいたい方が多い時期は、バイクの高額売却を狙う穴場の時期でもあるため、売る側にはメリットとなるでしょう。

悪天候が続いているときは、バイクを売りたがる人が減ります。特に梅雨や台風、雪が降る時期は、わざわざ外に出てバイクの査定をしたいと思う人が減少する時期です。

店舗にとってはバイクの在庫が少なくなるため、普段より高値でも買取したいという状況になります。バイク店では、1台でも在庫を増やしておきたいと思うため、中古バイク保有者にとって、実は売り時です。また、買取台数にノルマが設定されているバイクショップの場合は、さらに買取価格が高くなる可能性もあります。

バイクの売り時は時期だけではなく、その他にもタイミングがあります。先述した時期も、もちろん売り時ではありますが、以下4つのタイミングもおすすめです。上記のタイミングについて、これから詳しく解説します。

バイクのモデルチェンジ、ライバル車の販売が発表された直後は、売り時となります。新作バイクが発売されると、1つ前のモデルは売却価値が下がってしまい、バイクの高額買取は期待できません。高値で売却したい場合は、モデルチェンジやライバル車の販売前の「発表の段階」で売却を検討する必要があります。

新モデルやライバル車が販売した場合、そのモデルの人気や性能によって売却額は変わる点に注意が必要です。

もし新しいデザインがユーザーに受け入れられなかったり、性能が求められたものと違ったりする場合、旧モデルのバイクが再び値上がりするケースも考えられます。高額買取を求める場合は、モデルチェンジやライバル車の情報を逃さないようにしましょう。

バイクを所有していると、毎年4月1日に「自動車税」が適用されます。バイクを売る場合には、4月1日になる前がおすすめです。必要になる税金の額は、車両の区分によって変化します。

出典：総務省「平成28年度から軽自動車税の税率が変わります」

軽自動車税は、車と比べて高いものではありません。しかし、バイクをできるだけ損せずに売りたい場合には、軽自動車税が適用される前に売却することをおすすめします。

バイクの価値は、走行距離が一定を超えると下がりやすい傾向にあります。そのため、一定以上の走行距離になる前に、バイクを売るのが高値で売却するポイントです。買取査定の際は、以下の走行距離で区分していることが多いと言われています。

走行距離だけで見たとき、もっとも高値の査定がつくのは5,000km以下です。

また、排気量が小さいバイクはエンジンの常用回転数が高く、エンジン内部の消耗が早い傾向にあります。一般的に走行距離が多いと判断される基準は、排気量によって以下のように考えられています。

あくまでも基準であり、上記の走行距離を超えているからという理由で査定額がつかないわけではありません。

バイクを売る時期としてよいタイミングなのはまだ車検の年数が半年以上残っているときです。車検が残っている年数が多いほど、高価買取の傾向にあります。

バイクの買取価格から車検費用を引いたときの額と、車検をせずに売却した場合の額を比較して、納得できるほうを選ぶのがおすすめです。

なお、車検に出すと気にかかる費用相場は、以下の通りです。

故障している場合や年数が経っているバイクの場合、上記よりも高くなることもあるでしょう。

バイクを高く売る時期やタイミング以外にも、やっておくべき3つのおすすめポイントがあります。

バイクを大切に扱いコンディションのよい状態を維持し、査定時には隠し事をせずに対応することがポイントです。一括査定サービスも、価格比較のために利用してみるとよいでしょう。

バイクは暖かい時期の長期休暇、および新生活シーズンの直前に高値が付きやすくなります。また、梅雨時などの悪天候が続くシーズンの場合、バイクを売る方が減るため店舗の在庫が減り、バイクが値上がりする傾向があります。

高額買取のためには、査定の際にマイナスとなる要素を避けるのも重要です。新モデルの発売前、走行距離が一定の値になる前、車検切れまでの年数が半年以上残っているとき、などは売り時と言えるでしょう。また、軽自動車税が適用される4月が来る前にバイクを売れば、税金を払わなくてよいためお得です。