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思わず道を譲ってしまう凄みがヤバい Z1000 R EDITION【バイク買取調査隊】

Z1000は『凄み』をコンセプトに圧倒的な迫力と絶対的な力を表現しています。 地を這うようなクラウチングフォルムと唯一無二の存在感。スロットルを開けるほどに高まる興奮が、エキサイトメントを加速させます。 ブライトが手がけた「R EDITION」はブレンボ製ブレーキシステム、オーリンズ製リヤサスペンション、ギヤポジションインジケーター、シフトアップインジケーターを装備し、その魅力を一層高めています。

Z1000 R EDITIONの車種プロフィール

『凄み』をコンセプトに圧倒的な迫力と絶対的な力を表現するZ1000。地を這うようなクラウチングフォルムと唯一無二の存在感はライダーの所有欲を満たします。ブライトが手がけた「R EDITION」はブレンボ製ブレーキシステム、オーリンズ製リヤサスペンション、ギヤポジションインジケーター、シフトアップインジケーターを装備。その魅力をさらに高めています。

バイクインプレ

今回のテーマに選んだモデルは、カワサキ Z1000 ABS です。フロントのヘッドライト周りのデザインが特徴的です。こんな顔のバイクに後ろから接近されたら思わず道を譲ってしまいそうですね。この「R EDITION」は、前後サスペンションなどにかなりコストがかかったパーツが奢られていて、さらに凄みが増しています。

パワーユニットは、水冷直列4ストローク4気筒、排気量1043ccエンジンを搭載しています。このエンジンは水冷らしいデザインです。シリンダーも直立していて、カウルを持たないモデルに搭載してもかっこいいと思います。

排気系の取り回しは複雑な構造です。多くのスポーティな 4気筒モデルと違って、フレームのメインの部材がエンジンのシリンダーヘッドを避けるように上に回り込んでいます。

R EDITIONは、スタンダードモデルと違い、ブレーキや、サスペンションなどに豪華なパーツが投入されています。フロントフォークはSHOWAのSFF-BP倒立フロントフォークを採用しています。SFF-BPpのBP はビッグピストンの略です。左右のフロントフォークにそれぞれ異なる役割が持たされており、簡単にセッティングを出すことができます。ブレーキはブレンボ製のブレーキパーツが奢られています。メッシュのホースが採用されていて、スポーティな味付けです。

リア・ショックアブソーバーも、オーリンズ製がレイダウンされて搭載されています。さらにストレートな形状のアルミ製のスイングアームを採用しています。

足つき

全長×全幅×全高は、2050×790×1055㎜、重量は221㎏。シート高は815㎜とやや高めながらシートがくびれているので、身長170㎝くらいのライダーであれば、足つきに困ることはないでしょう。シートのロックを解除すると、ライダーズシートとタンデムシート両方が外れる仕様になっています。タンデムシート下のスペースには車載工具と書類が入ります。ライダーズシート側にもスペースがあるので、スペアグローブなどが収納できます。

走り

それではエンジンを始動しましょう。形式は水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒で総排気量は1043㏄。ボア×ストローク 77×56㎜、圧縮比 11.8、最高出力141PS/10000rpm、最大トルク 11.3㎏-m/7300rpm。アイドリング状態でも結構ドスの効いた音が楽しめます。

いつものコースを走ってみます。Z1000 ABS R EDITIONにまたがった感じは、サイドスタンドを立てた状態から引き起こすだけでも重心の高いバイクだという印象を受けました。ただし、走り始めてしまえば重さは感じません。ニーグリップしやすいタンク形状で、ライダーとバイクの一体感があります。「本当に排気量1000cc のモデルなのか?」と思うくらいスリムです。

これまで熟成を重ねてきたエンジンだけあり、とても扱いやすい。4000回転以下の領域においても十分にパワフルかつトルクフルです。ハンドルバーにもキリキリとした細かいバイブレーションが伝わってきて、この辺りもカワサキらしいところです。車体の剛性は十分保たれているので、タイトなワインディングを走っても何ら不満は感じません。

前後足回りも素晴らしい。SHOWAのフロントフォークの中でもかなり上位に位置する製品だと思います。オーリンズに関しては好き嫌いがあると思いますが、ショックアブソーバーが入ってるというだけで感触が違います。具体的に言うと乗り心地だけでなく、ロードホールディングも素晴らしい。アスファルトの表面の細かなショックさえも、サスペンションの動きで吸収しています。前後のサスペンションに関しては、これで間違いないでしょう。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。

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