リーズナブルな価格でライダーを魅了 スズキGSX250R【バイク買取調査隊】
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
スズキの『GSX250R』だ!!
GSX250Rの車種プロフィール
スズキ GSX250Rは、2017年4月に発売されたスポーツモデルである。フルカウルと低いハンドルでレーシーな雰囲気を醸し出しているが、GSX250譲りの水冷並列2気筒エンジンをリファインすることで、落ち着いた操縦性と中低速域を重視したエンジンで市街地での乗りやすさを確保。随所にスズキらしいアイデンティティが見え隠れしている。
2019年モデルにはMoto GPに参戦している「チームスズキエクスター」のカラーを設定。2021年モデルにはABS仕様もラインナップしている。2024年モデルはLEDヘッドライトを採用するなど、常に時代の要望を取り入れて進化を続けている。
バイクの特徴をざっくりチェック!
手頃な価格で人気の『GSX250R』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
総排気量248ccの水冷並列2気筒エンジンを採用。6速ミッションで最高出力24PS/8,000 rpm、最大トルク2.2kgf・m/6,500rpmを発揮。低・中速トルクを重点的に向上させ、パワフルさと扱いやすさを両立させるため徹底的な分析と最適化が施された。また、燃焼効率の向上及びフリクションロスの低減を行い、燃費消費率41.0km/L(60km/h) 2名乗車時と、高い燃費性能も実現している。
車体(フレーム)
フレームは、セミダブルクレードルを採用している。このフレームは、シングルクレードルフレームをベースにダウンチューブ(下側のフレーム)を途中から二本にしているのが特徴的で、シングルの軽さや細さとダブルの高剛性その両メリットを取り入れている。
足回り
タイヤサイズはフロント110/80-17M/C 57H、リア140/70-17M/C 66H。ブレーキはフロント・リア共に油圧式シングルディスクを装備している。また、オプションにスズキのロゴが入ったリムストライプテープを用意。レーシーな雰囲気を演出する。
キャスター / トレールは25°35′ / 104mm、舵取り角左右34°。総重量は181kgであり、このクラスとしては少々ヘビー級だ。
ハンドルまわり・灯火類
フロントビューは精悍なデザインで、ヘッドライトにLEDヘッドランプを採用。上をロービーム、下はハイビームとし、左右にポジションランプを装備している。フロントのポジションランプとリヤのテールランプに用いられた面発光LEDは、GSX250Rのスポーティで迫力のある外観と先進性を引き立てている。リアビューには個性的なV字型のテールランプを採用。後方車にGSX250Rであることをアピールする。
フルLCDを用いたインストルメントパネルを採用。スピードメーター/タコメーター/オドメーター/デュアルトリップメーター/ギアポジションインジケーター/平均燃費計/オイルチェンジインジケーター/燃料計/時計/電圧計を表示する。また、ディスプレイ横にはターンシグナルインジケーター/エンジン警告灯/水温&油圧警告灯/エンジンRPMインジケーター/ニュートラル・ハイビーム・マスターワーニング/ABS警告灯が配置されている。
セパレートに取り付けられた左右のハンドルはスポーティな外観を演出。街乗りやツーリングにおいても、快適なライディングポジションを維持できるよう設計されている。またオプションにはグリップヒーターを用意。寒い季節のツーリングにも配慮している。
その他の装備&特徴
GSX250Rは、中国の常州豪爵鈴木摩托車有限公司が製造しており、低価格を実現している。もちろんクオリティはスズキが保証する。ビギナーのファーストバイク、エキスパートのセカンドバイクはもちろん、これ一台でツーリングも街乗りもカバーしてくれる。万人に薦めたい一台だ。