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3気筒サウンドで冒険へ誘う究極のアドベンチャーモデル タイガー1200XRT【バイク買取調査隊】

トライアンフ タイガー1200XRTの車種プロフィール

2018年に登場したタイガー1200XRTは、オンロード走行を得意とするというアドベンチャーモデルという位置づけであるトライアンフのタイガー1200XRシリーズの中でも、史上最高レベルの最先端技術を搭載した最上級仕様モデルだ。XRxの装備に加え、全5パターンから選択可能なライディングモード、シートヒーターや坂道発進が安定するヒルホールドコントロール、シフトアシストシステムなど追加機能を多数採用。

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バイクインプレ

車両の特徴

車体サイズは全長2230mm、全幅930mm、全高1470mm、シート高835mm、ホイールベースは1520mmで、車両重量は269kgとなっている。キャスター角は23.2度、タイヤサイズはフロントが120/70R19、リアが170/60R17。

エンジンは1215ccの水冷4ストロークDOHC4バルブの並列3気筒エンジンを搭載。
ボアストロークは85mm×71.4mm。圧縮比は11で最高出力は141PS/9350rpm、最大トルクは122Nm/7600rpm。

1200ccと大型であってもアドベンチャーモデルである以上はフロント21インチホイールを採用してもらいたいという気持ちはあるが、このフロント19インチ化というのは時代の流れとして致し方ない部分なのかもしれない。

一方でオンロード車的な側面で見れば、フロント19インチホイールの方がハンドリングとしては確かにシャープで好ましいと感じる人も多いだろう。

身長170センチ以上の方であればそれほど大きな問題を感じることはない足着き性。ライダーが跨っている部分の車体がかなり絞り込まれていることも足着き性のよさに貢献している。また、タンクがライダー側に向かって盛り上がってる感じではあるものの、ライダーの着座位置はそんなに高くないという印象。

マフラーは最上位モデルにふさわしくアロー製を採用。

メーターアクションはかなりゴージャスな感じ。

走り

タイガー800XCAと比べてエンジンの味わい、肌触りはやはり800ccをそのまま1200ccまでスケールアップした感じ。トルクは1200の方が800より一段と言わず2段ぐらい太いような印象だが、車体もいいので乗り始めの動力性能としては800のほうが力強いと思わせる。そうはいっても800が力強くあったというのはあくまでもその常用域近くかちょっと上でのことで、大きめにスロットルを開けると1200の力強さが際立った。またシャフトドライブ方式を採用しているので、スロットル開けたときのダイレクト感が強い。

ハンドリングや車体の挙動は、3気筒4バルブDOHCということでヘッドは若干重たい。低重心という印象ではなかったが、Uターンなどでそれが不安要素になることはなかった。

リアサスペンションは乗り心地がとても良い。乗り心地とともにやはりロードホールディングの良さ、これがこのモデルのリアサスペンションの大きな特徴だろう。

フロントフォークはソフトにストロークしつつも、大柄なタイガー1200XRTの車体を強力に減速するという感じで効きは強烈。フロント19インチホイールを採用しているので、オンロード的なブレーキのフィーリングといった感じ。

リアブレーキはアドベンチャーモデルらしく実用的な制動力もあって、かなり扱いやすい。そこそこの速度であればこのリアブレーキだけでいろんなことができそうだ。

ライディングポジションに関しては、ハンドルバーが全体的にへの字に曲がっているような形状なので自然なライディングポジションを生み出していた。

大型のウインドスクリーンのウインドプロテクション効果もよく、角度や高さを変えられるところもさすが豪華アドベンチャーモデルという感じ。

まとめ

トライアンフを代表するゴージャスなアドベンチャーモデルという立ち位置のタイガー1200XRT。800と比べると少しおっとりしたエンジンフィールながら、スロットルを開ければダイレクトなパワーを感じられる。

3気筒ならではのざらざらとした乗り味、自然なライディングポジションにアドベンチャーモデルながら良好な足着き性、荷重をうまく受け止めてエンジンが発生したパワートルクをうまく前に押し出すようなサスの制動力やロードホールディングの良さで、ライダーを飽きさせないモデルだ。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。

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