ハイパワーV型グランドツアラー・1290スーパーデュークGT【バイク買取調査隊】
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はKTMの『1290スーパーデュークGT』だ!!
目次
1290スーパーデュークGTの車種プロフィール
1290スーパーデュークRをベースモデルとした長距離ライドモデル。「GT」(=グランドツアラー)の名にふさわく、セミアクティブサスペンションやクイックシフターといった電子デバイスで快適性、スポーツ性、ツアラー特性を向上させた1台だ。エンジンは1290系モデルと同じく1,301cc水冷Vツインを搭載し、出力は175psを発揮する。
バイクの特徴をざっくりチェック!
ハイパワーVツインエンジン+快適装備の『1290スーパーデュークGT』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
175psを発揮するV型2気筒1,301ccエンジンは非常に力強く、KTMらしいスポーティな出力特性に仕上げられている。
エキゾーストの中間パイプに排気デバイスを備える。
このデバイスは、低速域で内径を絞ることで排圧を上げてトルクや燃費を稼ぎ、高回転では内径を拡げることで排気をスムーズに流す仕組みになっている。
車体(フレーム)
メインフレーム、シートレールともにKTMお得意のトレリスフレームを採用。
足回り
ブレーキは前後ともにブレンボキャリパーを採用。
サスペンションは、前後ダブリュピー製のセミ電子制御サスペンションを装備、リヤは片持ちスイングアームとなっている。
ハンドルまわり・灯火類
カウル両サイドにビルトインされた灯火類は上下2分割で、下部はウインカー。
上部はコーナリングランプで、コーナーでの車体の傾きに応じてイン側の路面を照射してくれる機構だ。
メーターは視認性の高い6.5インチのフルカラー液晶。
表示する情報はタコ、スピード、ギヤポジション、水温、ガソリン残量、時計、外気温計、オド、ライドモード切替など。
これらの操作は左グリップのコントローラーで行う。
なお、ライドモードは3パターン用意されている。
スポーツ、ストリート、レインの順にハイレスポンスでスポーツ性が高いモードを選択可能だ。
このほかサスペンションのダンピングやグルーズコントロールも手元のコントローラーで調整できる。
グリップヒーターも標準装備。
フロントスクリーンは高さを9段階で調整可能。
調整方法はスクリーン本体を前方に倒して上に引き上げるだけ。
片手でカンタンに操作できるので、信号待ちなどの短い時間でも調整が可能だ。
このシンプルな構造は、操作を容易にしてくれるだけでなく、電動スクリーンに比べて軽量にできる利点もある。
その他の装備&特徴
スマートキーを採用しており、ガソリンタンクキャップ等にキーシリンダーはない。
上部のフタを開けるだけで開閉できる。
シートはスポーツモデルらしく硬めだが、触った感覚とは裏腹に長時間のライディングでも疲労感は少ない快適な座り心地。
また、足つき性を確保するために左右の絞り込みが大きくなっている。