バイクの売却に伴い駐車場の契約を解除!手続きの際に気をつけるべきこととは?
バイクは生活の変化や乗り換えによって売却することがありますが、バイクを売る際、人によっては月極駐車場の契約解除が必要です。
今回は、駐車場の契約解除時に気をつけるべきことを解説します。
月極駐車場でバイクを保管している人は多い
バイクは自動車に比べると小型の車体で保管しやすい乗り物ですが、バイクの種類によってはきちんと駐車場に停める必要があります。
バイクには大きく分けて2種類の区分があり、原動機付自転車(原付)と自動二輪車に分かれます。
原付は50cc以下の原付一種、および125cc以下の原付二種があり、前者については多くの場合駐輪場への駐車が可能です。
一方、50ccを超えるバイク全般は駐輪場ではなく駐車場への駐車が必要であることが多く、普通車のような車庫証明こそ不要ですが、きちんとスペースのある駐車場を確保する必要があります。
バイクの駐車場は自宅であればどこでも駐車できますし、アパートやマンションに専用のスペースが確保される場合もありますが、そうでない場合は月極駐車場を契約してバイクを駐車することになります。
バイク用の専用駐車場もあれば自動車と同じスペースをバイク用として使う場合もあり、バイクを購入するときには駐車場もしっかり確保しなければなりません。
月極駐車場の賃料相場
バイクを駐車できる月極駐車場は全国各地にあり、意外と駐車する場所には困りにくいでしょう。
バイクを駐車できる月極駐車場は日本二輪車普及安全協会のサイトなどに登録されており、自分の住所の近くの月極駐車場はすぐに探すことができます。
月極駐車場の中には原付など小型バイクと125cc以上の大型バイクの枠を分けている場合があり、分かれている場合には小型バイクのほうが若干賃料が安く設定されています。
しかし多くの月極駐車場はバイクのサイズに関わりなく賃料が決まっています。
また、都心部や各地の都市部のバイク用駐車場は駅の近くなどにも設けられており利便性は高いです。
月毎の賃料は自動車用駐車場と同じく地方や場所によって大きな違いがありますが、全体的に自動車の駐車場賃料と比べて半分から1/4がおおよその相場になります。
例えば東京都心部では自動車用の駐車場は月額4万円前後が相場になっていますが、バイク用の駐車場は月額1万円前後が相場となります。
また大阪や名古屋などの大都市部では7千円〜1万円程度が相場で、地方都市では5千円前後が相場であり、自動車の月極駐車場より安価に駐車できます。
月極駐車場を解約する際に気をつけたい「契約期間」とは
バイクのライダーはバイクに乗り続けている間は駐車場を契約し続けなければなりませんが、バイクの乗り換えをする場合は駐車場の契約はそのままです。
ですがバイクを完全に手放すときには駐車場も解約しなければなりませんが、解約時には「解約期間」に気をつけなければなりません。
解約時期によっては違約金が必要なケースも
バイクの月極駐車場を解約する場合には、駐車場の契約時に提示された解約条件をあらかじめ確認しなければなりません。
月極駐車場は場所ごとにさまざまな契約条件が定められており、1月あたりの賃料から契約中の注意事項、または解約時の告知期限が決められていることが多いです。
告知期限とはバイクユーザーが解約についての連絡を駐車場の運営会社に連絡する期限日であり、この期限から実際に解約する日までが解約期間となっています。
通常、告知期限は契約書に記載されていますが、その期間は1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月などと駐車場によってまちまちです。
そのためバイクの売却日や駐車場の解約日は適当に決めるわけにはいかず、バイクの売却先とも連携してタイミングを合わせる必要があります。
ただ駐車場の契約期間が残っている間にバイクだけ売却しても特に問題はないため、駐車場の残り期間を少し残しておくぐらいが安心して手続きできるでしょう。
一方でバイクを突然売却することになって駐車場も早く解約したいとなったとき、告知期限より短い期間での解約手続きに対しては違約金を請求される場合があります。
違約金の相場
バイクの駐車場についての違約金も基本的には契約時の契約書に記載されており、駐車場契約時やバイクの売却を考えるときにはあらかじめ確認しておきましょう。
違約金の相場は駐車場の賃料の一か月分というところが多く、数千円から数万円といった金額になります。
中には違約金という表記ではなく「手続きの翌月末を持って解約」という表記になっていることもあり、この場合も結局1ヶ月分の違約金と同じです。
しかし駐車場によっては告知期限が2ヶ月、3ヶ月となっているところもあり、その場合は違約金もそれに応じて高くなる場合があるので注意が必要です。
契約書に記載された契約内容によっては違約金がより高いことも
月極駐車場の解約についてはしばしば、違約金にまつわるトラブルが発生します。
契約時には月額料金や契約期間が気になるので解約条件については見落としてしまう場合が多いのですが、契約書によっては高い違約金を定めてあったり、3ヶ月以上の長い告知期限を設けて実質的に違約金が発生する仕組みになっていることも。
また敷金などを定めてある場合には違約金に加えて敷金が帰ってこないなどのトラブルもあり、契約条件の確認はとても重要です。
大手の駐車場運営会社であれば契約条件が明確でトラブルも少ないことがほとんどですが、小規模な運営会社や個人の駐車場の場合には相場とはかけ離れた条件になっていることもあります。
もし契約書の解約条件で違約金が相場より高い、あるいは告知期限が長い場合は、あとあとトラブルのもとなる可能性もあるため、別の駐車場を探すことも視野に入れるべきでしょう。
まとめ
バイクを所有するためには適切な駐車場を確保する必要があり、自宅のガレージなどで保管できない場合には月極駐車場を利用するのが一般的です。
月極駐車場にはバイク専用の駐車場が数多くあり、自動車用の月極駐車場よりも賃料が抑えめになっているため、一般的に費用負担が少ない傾向があります。
一方でバイクの売却時には同時に月極駐車場の解約を行う必要があり、その際には告知期限などに注意して早めに手続きして違約金が発生しないようにしましょう。