飛び抜けた“特別な1台” スーパーカブC125【バイク買取調査隊】
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はホンダの『スーパーカブC125』だ!!
スーパーカブC125の車種プロフィール
発売は2018年9月。スーパーカブ110をベースとしながら、デザインモチーフはスーパーカブシリーズの初代モデルであるスーパーカブC100からインスパイア。エンジンは排気量アップで動力性能を高めた4ストローク・OHC・125cc単気筒を採用。それに伴い構成部品の剛性アップ、前後サスペンションのストローク量を最適化して、1クラス上の快適な走りを実現させている。加えて省エネルギーに貢献する灯火類のLED化、HONDA SMART Keyシステムの採用、クロームメッキパーツや重厚感のある外層パーツで固めることにより、スーパーカブ史上もっとも高級感あふれるモデルともなっている。
バイクの特徴をざっくりチェック!
動力性能、デザインともにスーパーカブ史上で飛び抜けた“特別な1台”の『スーパーカブC125』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
排気量125ccの単気筒エンジンはOHCを採用。原付二種クラスとしては珍しい、高級感のある外観を意識してデザインされている。ボアΦ52.4mm、ストローク57.9mmのロングストローク設計で、静粛性を高めると同時にクラッチダンパーラバー素材の見直しにより、スムーズかつ上質な変速フィーリングを実現している。
マフラーは消音効果や排ガス規制も考慮してか、車体サイズを加味すると比較的長め。しかし、その存在を無駄に主張し過ぎることのない、落ち着いたデザインになっている。
車体(フレーム)
先述の通りスーパーカブ110がベースとなっているのでフレーム構造も基本的には踏襲しているが、125ccのエンジンを搭載するにあたりヘッドパイプ周り、エンジンハンガーの剛性をアップさせ、車体の安定感を大幅に向上させている。
足回り
前後ともにアルミ製キャストホイールを採用。タイヤサイズはフロント70/90-17、リアが80/90-17と比較的スリム。ブレーキはフロントにディスク、リアにドラムという現行スーパーカブシリーズのメカニズムを踏襲。
ハンドルまわり・灯火類
灯火類はヘッドライト、テールランプ、ウインカーを含めてすべてLEDを採用。随所にクロームメッキパーツをあしらうことで、高級感を演出している。
ハンドル形状は初代モデルのスーパーカブC100のオマージュともいえる、鳥が翼を広げたような躍動感あふれるデザインでライダーの気分を高めてくれる。
その他の装備&特徴
シートは厚みがあり上質な座り心地を約束してくれるので、長時間ライディングし続けても疲れにくい。また、前後形状をスリム化することで、足付き性も向上している。また、HONDA SMART Keyシステムの採用により、イグニッションのON/OFF、ハンドルロック、シートロックの解除などがポケットからキーを取り出さずに行うことができる。