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大型免許不要で乗れる「GS」の末弟・G310GS【バイク買取調査隊】

G310GSの車種プロフィール

日本国内での販売が開始されたのは2017年。ベースはロードスポーツモデルのG310Rで、排気量313ccの水冷4スト単気筒エンジンやフレームは共通仕様だった。G310GSは、歴代のGSでは最小の排気量であることから「ベイビーGS」とも呼ばれたが、その装備は本格的なもの。ちょうど他社の国内ミドルクラス・アドベンチャーが人気を集め始めた時期に登場したこともとあって、市場からの反響は大きかった。なお、GSは「ゲレンデ」「シュトラッセ」の頭文字から。ドイツ語でゲレンデは(Ge:さまざまな地形の)土地(Land)、シュトラッセは、英訳するとストリートのことである。

バイクインプレ

車両の特徴

BMWは常に独創性を求められるメーカーであり、このG310GSもその片鱗を感じさせる構成になっている。

そのひとつがエンジンのシリンダーレイアウトだ。
通常、シリンダーは前傾して配置されるものだが、このG310GSはシリンダーをあえて後傾させることによって様々なメリットを車体にもたらしている。

これによって車体のバランスや、スイングアームのロング化などを実現。
独創的な車体構成になっているが、それらに起因する不自然さは一切感じない。
BMWらしい工夫が満ち溢れている1台に仕上げられている。

エンジン

エンジンは総じてパワフルかつトルクフルな印象。より排気量が大きい車両に乗っているようなサウンドとフィーリングを味わえる。

高回転域まで引っ張ると、小排気量車にありがちな軽々とした回り方ではなく、トルクとパワーを伴いながら加速するので乗っていて気持ちがいい。

スロットルの開け閉めに応じてバイブレーションが心地よく発生。
これらの特性により、長い距離を乗っても飽きがこないフィーリングだといえる。

足回り

特筆すべきはリヤサスペンションの感触。
小排気量車にありがちな低コストな部分を感じさせない造りで、非常にしっとりとした挙動で乗り心地もいい。

ロードホールディングも優れており、荒れた路面でもリヤタイヤが舐めるようにトレースしているのがわかる。これはG310GSの独創的な車体構成がもたらしているものだと思われる。

走り

サスペンションが非常によく動くため、ライダーがシビアな入力をしなくても車体の方がライダーの動きを吸収して受け止めてくれる印象。
そのためコーナーが非常に曲がりやすく、車体が軽くてコンパクトなのでUターンも気難しさは感じない。

ライディングポジションはアップライトなもので、極めて安楽な姿勢だと言える。

エンジン・足回りともにワンランク上の排気量のマシンに乗っているような印象。
具体的には400ccかそれ以上で、クラスを超えた乗り味を体感できる1台となている。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります。

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