大型なのに取り回しやすい! レブル1100DCT【バイク買取調査隊】
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はホンダの『レブル1100DCT』だ!!
レブル1100DCTの車種プロフィール
発売は2021年3月。レブル250/500の人気に続けてばかりに登場した大型クルーザーモデルで、CRF1100LやHAWK11と同系統の直列2気筒1100ccエンジンを搭載。トランスミッションには電子制御で変速を行ってくれるDCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用することで、よりイージーなスポーティ走行を楽しめるようになっている。通常のマニュアルミッション車であるレブル1100もラインナップされており、いずれも6段変速仕様となっている。
バイクの特徴をざっくりチェック!
ロング&ローで低重心な車体は大型ながら取り回しやすいのが特長の『レブル1100DCT』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
排気量1100ccの並列水冷2気筒エンジンはOHCを採用。ボアΦ92.0mm、ストローク81.4mmのショートストローク設計で、270度位相クランクが生み出す不等間隔爆発により津から強いトラクション性能とパルス感を発生。高回転域までよどみなく吹け上がってくれる。
マフラーはマットブラックフィニッシュでエンジン下に触媒を配置。サイレンサーは楕円型で1本に見えるが、排気口は2本出しとなっている。
車体(フレーム)
フレームは鋼管を使用したダイヤモンド形式で、トップブリッジ部分からシート部分まで一直線に下降させると同時に股下部分にくびれを持たせているので、足付き性に優れている。
足回り
前後ともにアルミ製のキャストホイールを採用。タイヤサイズはフロント130/70-18、リア180/65-16をそれぞれ履く。
サスペンションはフロントが正立テレスコピック式で、インナーチューブに酸化チタンコーティングが施されており、よりスムーズな可動をアシスト。リアにはタンク別体式のツインショックを採用し、前後ともにプリロードアジャスターを搭載する。
ハンドルまわり・灯火類
フロントマスクは1眼式の丸型ヘッドライトに見えるが実際は4眼が収まり、上2眼がロービーム、下2眼がハイビームの役割を果たす。4眼の周りを囲むようにポジションランプが配置される。もちろんすべてLEDを採用している。
ハンドル周りはシンプルで、DCTはクラッチ操作が必要ないので左側にクラッチレバーは装備されていない。ハンドルパイプ径は22mmを採用。ハンドルクランプ上に単眼の液晶メーターがマウントされており、スピードメーター、タコメーター、時計、シフトポジションインジケーター、燃料計、ドライブモード設定、水温計などが表示される。
その他の装備&特徴
燃料タンクはニーグリップで膝が収まる凹部分のカラーを若干暗めにすることで、タンク形状の絞りをよりシャープに見せる効果を狙っているようだ。シートはライダー、パッセンジャーそれぞれ別体式で、ライダーシートはソフトで吸い付くような座り心地。パッセンジャーシートはライダーシートと比べるとだいぶ小振りなイメージだ。