高い品質&性能を誇る日本車キラー!? スーパーメテオ650【バイク買取調査隊】
目次
スーパーメテオ650の車種プロフィール
2022年のEICMA(ミラノモーターサイクルショー)で発表されたロイヤルエンフィールドのクルーザーモデル。単気筒エンジンのメテオ350の上位モデルにあたり、648cc並列2気筒エンジンを搭載。このパワーユニットは、コンチネンタルGT650やINT650が採用していたものと同じ系統だ。標準モデル「スタンダード」と、スクリーンやバックレストが装備された「ツアラー」の2タイプがあり、日本では2023年6月に発表、7月26日の発売に向けて予約が開始された。
バイクインプレ
車両の特徴
画像手前が上級グレードのツアラー、奥がスタンダード。
ツアラーの特徴は大型ウインドスクリーン、一体型のシート(スタンダードは前後分割式)、タンデムシートのシーシーバーの装備など。乗り味はスタンダードモデルとほぼ共通だ。
いずれも品質が全体的に高く、このクオリティが100万円前後で手に入ることは大きな魅力だといえる。
コストカットを感じさせない上質な造りは国産クルーザーに匹敵するレベルだ。
中央部に液晶表示部を持つスピードメーターはアナログ式。
メーター右側には、ターンバイターン方式の簡易ナビ「トリッパー」を標準装備する。
なお、高い性能と美しさを両立させた フレームは車体設計のスペシャリスト、 ハリス・パフォーマンス社によるものだ。
エンジン
空冷4ストローク4バルブSOHC並列2気筒648cc。
最高出力は47ps/7,250rpm、最大トルクは 52.3N・m/5,650rpmとなっている。
コンチネンタルGTやINT650に搭載されている並列2気筒エンジンと共通のもの。
フィーリングはドコドコというよりも、やんわり波打つようなトルク変動を味わえるタイプ。
不快な振動が取り除かれていることで、ライダーが疲労を感じにくい特性になっている。
足回り
フロントフォークはショーワ製のセパレートファンクションフォークビッグピストンを採用する倒立タイプ。 リヤはツインショックだ。
ブレーキは前後ともにBYBRE製の片押しキャリパーを持つシングルディスクブレーキ。
フロントが2ポット、リヤが1ポットとなっている。
走り
前後のサスペンションはしなやかに動く。
このフレキシブルさがコーナー進入時における車体への入力のしやすさ、曲げやすさに貢献している。
ライダーが思うように入力するだけで、その通りに曲がってくれる走りは爽快そのものだ。
こうした運動性能の高さのおかげで、クルーザーモデルでありながらワインディングで速度を上げたくなるほど。
リヤブレーキは制動力、フィーリングともにすぐれ、コーナリング中の姿勢変化やUターン時で非常に扱いやすい。
対してフロントブレーキは明らかにリヤよりも弱めに調整されている。
効きすぎないのでむしろ積極的に使っていける印象だ。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります。
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