スタイル、走り、快適性も備えたマルチミドル デイトナ660【バイク買取調査隊】
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はトライアンフの『デイトナ660』だ!!
デイトナ660の車種プロフィール
独創的で魅力にあふれた3気筒エンジンを搭載するトライアンフのフルカウルスポーツ「デイトナ660」は、新たなレーサーの誕生を期待させてくれるマシンだ。パフォーマンス、敏捷性、爽快感が理想のバランスで融合し、ストリートを制覇。ライダーの背中を後押しするライディングポジションと、操る楽しさを味わえるようにチューニングされた上質なコンポーネントが相まって、直感的でスポーティなハンドリングを実現している。
バイクの特徴をざっくりチェック!
クラスを超えた走りが魅力の『デイトナ660』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
デイトナ660の3気筒エンジンは、他と一線を画するキャラクターを備えている。低速域で力強いトルクを、高速域ではスリリングなパフォーマンスを発揮。最高出力11,250rpmで95PS。レッドラインは12,650 rpm。最大トルクは69Nm。最大トルクの80%以上をわずか3,125 rpmで発揮するフレキシブルさも魅力だ。
エンジンパワーは6速ギアボックスを通じてスムーズに伝達される。スリップアシストクラッチのおかげでレバーの操作感が軽く扱いやすく、街乗りもストレスフリーだ。
フレーム
公式ホームページには、「チューブラースチール ペリメーターフレーム」という聞きなれない表示がされているが、どうやらスチールダイヤモンドのようである。
足まわり
フロントはハイスペックなショーワ製41mm倒立ビッグピストンフロントフォーク。リアにもショーワ製サスペンションユニットを装備し、軽快で機敏な走りを実現している。また、リアサスペンションプリロード調整機能を備えており、設定を素早く簡単に変更することができる。
軽量の5本スポーク鋳造アルミニウムホイールは、レスポンスが向上したハンドリングと強化されたサスペンション性能に合わせ、回転質量が低く抑えられている。タイヤは最新のミシュランパワー6を装着。このタイヤがハンドリングを支え、ウェットでもドライでも安全を担保してくれる。
パワフルな4ピストンラジアルキャリパーと軽量な310mmブレーキディスクが優れたブレーキフィールと、圧倒的な制動力を発揮。最新世代のABSが最低限の介入で最大限のブレーキ性能を引き出す。優れたブレーキ性能に見合う装備として、緊急原則警告機能が搭載されている。急ブレーキをかけると、この機能によってハザードランプが自動で点滅し、周囲に危険を知らせてくれる。
ハンドルまわり・灯火類
フロントビューは2眼LEDヘッドライトが睨みを利かせる。ウインカーを含め、灯火類は全てLEDを採用している。
多機能メーターは黒地に白のLCDディスプレイにTFTカラースクリーンが一体化されている。コンパクトですっきりしたデザインで、周囲の明るさに左右されることなくメーターに必要な情報を見やすく表示する。
その他の装備&特徴
メーターアクセサリーは、「マイ・トライアンフ・コネクティビティシステム」に対応。操作メニューがTFTスクリーンに表示され、パターンByパターンナビゲーション、電話、音楽を運転中でもスイッチギア一つで簡単に操作可能。スタイル、走り、安全性、快適性を備えたマルチなミドルクラスと言える。