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快適装備を満載したラジュアリースクーター C600Sport【バイク買取調査隊】

BMW C600Sportの車種プロフィール

日本市場におけるデビューは2012年11月(2013年モデル)。車名こそ「600」となっているが、排気量は647ccだ。エンジンの270度クランクが生み出すツインエンジンらしい鼓動感、エアロダイナミクス効果の高いフェアリングもあいまって、スポーツ性能を発揮するとともに、容量可変式のシート下トランク(ラゲッジスペース)や、手動ながら可変式のスクリーンなども装備し、日常の使い勝手とのバランスも良いスクーターだった。

バイクインプレ

車両の特徴

ラグジュアリースクーターらしく、利便性&快適性を高めるための装備が充実している。
手動で3段階に調節できる ウインドスクリーン、グリップヒーター&シートヒーター、そして荷室が拡大できるシート下のラゲッジスペースなどを備える。拡大したラゲッジスペースの容量はフルフェイスヘルメットも余裕を持って収納できるほど。

また、サイドスタンドと連動した パーキングブレーキも装備する。
サイドスタンドが出るとパーキングブレーキが自動的にかかる機構だ。逆にサイドスタンドを払うとパーキングブレーキが自動で解除される構造になっている。

エンジン

最高出力60馬力、最大トルク66N・mを発揮する647cc並列2気筒エンジンを搭載。シリンダーを70度ほど前傾させることで車体の低重心化にも貢献している。クランクの角度は270度(90度)で、変則的な爆発感覚が得られる。このクランク角を採用した理由は、BMによると「モーターサイクルらしい排気音、そして乗り味を追求した結果」だという。

過度の振動を抑えるためのバランサーを採用しており、ライダーの疲労軽減にも貢献している。

足回り

フロントにはマルゾッキ製Φ40mmのインナーチューブを持つ倒立フォークを採用。
リヤはドライブチェーンを内蔵した大型のスイングアームで、そのスイングアームのピボットはドライブスプロケットと同軸化されている。乗り心地はハードながら、動きがいいおかげで良好なロードホールディングと、路面からのフィードバックが得られるようになっている。

前後ブレーキの効きも優秀だ。
フロントブレーキは倒立フロントフォークと相まって強力な制動力を発揮。リヤブレーキは左レバーを強く握っても効きすぎることがないコントロール性重視の味付けとなっている。
リヤブレーキを引きずるようにコーナリングすることが多いスクーターにとって、理想的なブレーキだといえる。
前後ABSも標準装備している。

走り

ビッグスクーターの中では比較的ハイパワーなエンジンを搭載しており、加速の伸びは十分過ぎるほど。パワーフィーリングはミドルクラススポーツバイクの感覚に近い。 
大胆にアクセルを開けると 荒っぽいスポーティな排気音がマフラーから聞こえてきて、それと共に角が取れた心地よい振動が伝わってくる。 

乗り味は、前後の足回りが強固ということもあって、スクーターにありがちな車体剛性の弱さを感じないものになっている。

装備面においては標準装備のシートヒーターとグリップヒーターが優秀で、組み合わせて使うことで、寒い日のライディングでは、ウエアの枚数を減らしたくなるほどだ。

快適性と利便性を高める装備品群、そしてしっかりとした車体、楽しいエンジン、すぐれた足回り。内容を考えれば非常にリーズナブルな選択だといえる。
なお、C650GTという兄弟車があるが、GTに比べるとC600スポーツの方が簡素な車体と軽い車体をもつため、車体設計の素の魅力を味わいたいのならこちらがオススメだ。

ただ、上位モデルとされるC650GTとこのC600スポーツ、どちらを選んだとしても大きく後悔することはない。それくらい車体の基本構成、エンジンがよくできている1台だといえよう。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります

査定士のコメント

モトメガネ編集部

BMWの車両らしく、走行性能はもちろん長距離での快適性も高く、ユーザーからの評価もよいC600Sport。タフな作りのBMWだからしっかりとメンテされた車両なら、走行距離がいっていても元気に走ってくれる。ただし、高年式、低走行な車両の方が高価買取は望める。

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