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買取・売却

修復歴があるのに「ない」と嘘をついてしまった場合はどうなる?

バイクの修復歴があるのに、「修理して走行に問題ない」・「見た目も事故前と変わらない」などの理由で大丈夫だろう、と考えている人もいるかと思います。

本記事では、バイクの修復歴とはどういうものか?修復歴を偽って申告した際のリスクなどについて、くわしく解説していきます。

バイクの修復歴とは

まずバイクの修復歴とは、バイクの車両のフレームを修理・交換したことがある履歴のあることを言います。

修復歴は、バイク屋の店頭では「修復歴あり」・「修復歴車」などの表現で表示されます。

修復歴のあるバイクについては、ここから説明するとおり、バイクの中古車を売る際に、表示義務があります。

中古バイク屋で見る修復歴について

中古バイク屋の値札などに表示されている修復歴とは、バイクのフレームの修正・交換歴のことを言います。

修復歴については、一般社団法人自動車公正取引協議会では二輪車自動車公正競争規約集の中で、次のとおり定義されています。

 (必要な表示事項)

 第12条第1項 販売業者は、一般消費者に販売する目的で店頭に展 示する中古車には、規則で定めるところにより、見やすい場所に、次に掲げる事項を邦文で明りょうに表示しなければならない。 

9号 メインフレームの修正及び交換歴(以下「フレームの 修復歴」という。)の有無

引用:一般社団法人自動車公正取引協議会「二輪車自動車公正競争規約集」規約第12条第1項9号(2024年11月13日現在)

修復歴の具体例としては、フレームの修復のほか、シートレールの修復、ハンドルストッパーの修復を指します。

シートレールの役割は、ライダーが着座するシートを支える補強的なフレームです。

シートフレームはメインフレームに固定or一体化しています。

なので、シートフレームはライダーの重量に耐えるだけでなく、バイクの剛性機能を果たすメインフレームを補強するパーツです。

またハンドルストッパーの役割は、バイクのハンドルが必要以上に切れてタンクにぶつからないようにするパーツです。

査定の際に虚偽の申告をしてしまうとどうなるのか

バイクの査定の際に、修復歴があるにもかかわらず「修復歴なし」と申告した場合、査定額が取り消される・契約が無効になるでしょう。

また、虚偽申告は、バイクの買い取り査定業者への信頼を失うだけでなく、契約事項を元に、査定の取り消し・違約金の支払いなどのペナルティが生じることが多いです。

ここからは、バイクの査定の際に虚偽の申告をした場合に想定される具体的なケースを解説します。

契約書の内容によっては後から契約が無効になることも

バイクの買い取りなどで査定額が提示され、売買契約が成立しても、後から修復歴が発覚した場合、買い取り契約が無効になることもあります。

バイクの査定を申し込む際の契約書には、「正しい情報の提供」が義務付けられています。

もし、バイクの修復歴をかくすなど虚偽の申告が判明した場合は、契約違反となり、買い取りが成立後でも査定が取り消される可能性が高いです。

契約無効になった場合、まず査定額の支払いを受けることができません。

すでに受け取った査定金額は、返金する義務も発生するでしょう。

特に、バイクの買取業者や中古のバイクショップでは、修復歴に関する記載が明記されています。

査定後の申告漏れがあった場合は、追加の査定料が発生するケースもあります。

トラブルを避けるためにも、修復歴を正しく申告して、買い取り業者との査定取引のトラブルを避けるようにしましょう。

虚偽の申告をしても査定士の目は偽れないことが多い

まずバイクの査定士とは、長年の経験と知識に基づき、バイクの状態を厳密にチェックできるバイクを評価するプロのことです。

バイクの査定士は正式には「二輪品質評価者」と呼ばれ、日本二輪車普及安全協会が実施する「二輪品質評価者講習会」を受講して取得できます。

日本二輪車普及安全協会では、バイクの査定士について、次のように説明しています。

この二輪品質評価者(査定士)制度では、自動車公正取引協議会が定める講習を受講し、品質評価・品質査定の方法を取得した自動車公正取引協議会会員販売店のスタッフを「品質評価者(査定士)」として認定し、その品質評価者が「品質評価基準(査定基準)」という同一の評価基準に基づき車両をチェックし、その結果をユーザーに分かりやすく書面で説明しています。

引用:日本二輪車普及安全協会「二輪品質評価者(査定士)制度」(2024年11月14日現在)

バイクの査定士が修復歴を見抜くことができる理由について

バイクの査定士のほとんどが、バイク屋で販売・整備経験を有する者です。

バイクの査定士にとって、車体のメインフレームなどの微細な歪み・塗装の変色、各部品交換痕など、事故後の修復部分を見抜くことが容易でしょう。

また、特定の部品が新品に交換されている場合、交換の理由を疑われる可能性もあります。

特に、エンジン・サスペンション・フレームの修理が行われている場合は、修理内容から事故・転倒などの程度を推測し、バイクの車体全体から過去の事故を見抜くことが可能なのです。

そのため、いくら修復歴を隠そうとしても、専門家の目はだますことができないケースがほとんどだと言えるでしょう。

バイクの査定において、修復歴の有無は重要

バイクの査定基準では、修復歴があるか・ないかで査定額が大きく変わります。

修復歴ありのバイクは、修復歴なしのバイクと比べ査定額が下がることが多く、再販時の価格にも影響するでしょう。

そのため、バイクの査定士は特に修復歴の有無に対しては、慎重な評価が求められるのです。

もし修復歴を隠しても、バイクの査定士の長年の経験・知識によって、ほとんどの場合が見破られてしまいます。

スムーズな買い取り査定をするためにも、正直に申告することがライダーとしては、かしこい選択でしょう。

まとめ

バイクの査定の際、修復歴を偽ると、さまざまなリスクと不利益が生じます。

バイクの査定士に対して虚偽申告をしても、バイクの中身を時間をかけて検査すれば見破られることは間違いありません。

修復歴がバレずに買い取りなどができたとしても、のちに修復歴の不申告が原因によるバイクの不具合で事故などが起きた場合は、民事・刑事事件でトラブルに発展する可能性が生じます。

また嘘の修復歴が原因で買い取り査定業者・新オーナーなどとの間に問題が起きれば、裁判などのケースになることも十分にありうるでしょう。

時間・精神的にも負担の大きいトラブルを避けるためにも、いかなる修復歴についても、正しく申告しましょう。

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