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ライダーがバイクを降りる理由5選

バイクに乗って、「以前よりライディングポジションがきつくなった」「長距離ツーリングで腰がいたくなった」などと感じる人も少なくないかもしれません。

加齢やライフスタイルの変化などが理由で、バイクに乗っているうちにだんだんバイクから気持ちが離れていってしまう人も存在します。

本記事ではライダーがバイクを降りる理由5選について、くわしく解説します。

体力、判断力の低下

ライダーがバイクを降りる理由の1つ目は「体力・判断力の低下」です。

バイクに乗る際にはハンドル・クラッチ操作、ギア変則・アクセル開閉、ブレーキ操作など手足をフルに使いバイクをコントロールする必要があります。

加齢などによって体力が低下してしまうと、バイクをコントロールすることがだんだん難しくなってしまいます。

例えば、以前は脚力の低下で支えることができたバイクが支えきれなくなり、立ちごけなどしてしまうことが増えたり、手の力が衰えて以前ほど強力かつ緻密なブレーキ操作ができなくなります。

ライダーとしての体力の低下を防ぐためには、すきま時間にラジオ体操・ストレッチ・スクワット・腕立て伏せなど、家でもできる運動を毎日続けるようにするとよいでしょう。

また、判断力の低下は、主に反射神経が年齢とともに鈍くなることで、具体的には危険認知・危険回避の判断力が遅くなることです。

バイクを運転することで脳が活性化することが脳科学的に証明されていますので、ふだんからバイクに乗る機会をもち、判断力をコントロールする脳を活性化させましょう。

わずか1秒未満の時間差・判断力の遅れが原因で、致命的な事故を引き起こしてしまうこともあります。

バイクの運転中はこまめに休憩をとり、水分補給・かんたんなストレッチなどで体調を整えましょう。

金銭的理由

ライダーがバイクを降りる理由の1つ目は「金銭的理由」です。

バイクを買った当初は、余裕を持って維持できていたとしても、家計の急変や出費の増加、さまざまなものの値上がりでどうしてもバイクの維持がむずかしくなってしまうこともあります。

バイクの維持がむずかしくなる原因については、バイクのタイヤ・オイルなどの消耗品代などの維持費・税金・車検代などで月3万円から4万円の出費が発生し、費用の捻出がむずかしくなるためです。

さらにバイクと車を所有しているケースだと、最低でも維持費が2台分となり、維持費の削減のためにバイクを手放すことも多々あります。

事故を起こした、事故にあってしまった

ライダーがバイクを降りる理由の3つ目は「事故を起こした、事故にあってしまった」です。

事故を起こした、事故にあってしまった場合は、骨折など大きなケガをすることも少なくなく、後遺症などが残るケースもあります。

事故後の後遺症など、身体的理由でバイクに乗ることができない状態となるほか、事故後の不安によって精神的にバイクに乗ることに恐怖を感じる・リスク回避の心理がはたらくなどの状態になることも。

事故は自損(単独)事故と相手のある事故に分けられ、さらに治療をともなうケガがあるかどうかで物損事故・人身事故の2種類に分けることも可能です。

とくに人身事故の場合は警察での事情聴取・交通略式裁判などで簡易裁判所への出頭などと仕事を休んでの手続きなどもあり、事故を起こした側・事故にあった側ともに体力・精神面でのストレスがかかります。

物損事故の場合でも、保険会社の担当・弁護士を交えた話し合いが必要であり、相当なストレスがかかることになるでしょう。

結婚などライフスタイルの変化

ライダーがバイクを降りる理由の4つ目は「結婚などライフスタイルの変化」です。

結婚すれば、生活をともにするパートナーが増えるので、2人での生活となり、いろんな面でライフスタイルが変化していくからです。

たとえば、あなたが独身時代の買い物であれば、よほどの大きな買い物でないかぎり、肩に背負うバックパックに入る分ほどの買い物で事足りていたものが、パートナーと一緒の買い物の場合、バイクでの買い物は不便に感じるでしょう。

また、子供が生まれた場合は家族での移動にバイクを使うわけにもいかず、クルマを購入する必要があります。

結婚を機にバイク生活からクルマ生活へとシフトするライフスタイルの変化で、ライダーがバイクを降りることになるのも不思議なことではありません。

知り合いが降りたから

ライダーがバイクを降りる理由の5つ目は「知り合いが降りたから」です。

どんな理由であれ、バイク仲間が減ってしまうことはライダーに大きな影響を与えます。

知り合いがバイクを降りたことによって、バイク話をする仲間がいなくなった、一緒に走る仲間がいなくなったなどと、さみしさを感じるライダーは多いでしょう。

また、知り合いが降りた理由がたとえば事故によるものであれば、「バイクがあぶない」と感じてリスクを回避する行動として、バイクを降りることもあるかもしれません。

知り合いがバイクを降りることがあなたのライダー生活に影響するかどうかは、結局のところ、知り合いとの距離感・信頼感の度合いによっても変化するでしょう。

バイクの師匠または年齢・ライフスタイルなどの価値観が近い人がバイクを降りた場合、より関係性の薄い知り合いがバイクを降りた場合と比べて受ける影響は大きいはずです。

バイクを降りた知り合いのことを自らに重ね合わせ、バイクを降りる道を選ぶ人も少なくないでしょう。

バイクに乗り続けるために心がけたいこと

バイクに乗る続けるために必要な最低条件は、自分を含め周りの人に迷惑をかけない、つまり「安全運転を心がけること」であり、かんたんに言うと無事故・無違反運転につとめることです。

たとえば常に危険予測をする、いわゆる「かもしれない運転」をすることで、事故にあう・事故にあわないリスクを極力下げることも大事です。

バイク運転歴も長年あり、自信もあるライダーだからこそ、年齢・体力に応じたバイク性能・車体を選び、ベストなバイク運転・操作ができる愛車に乗ることも必要でしょう。

また、バイク運転の安全対策としてヘルメット・グローブ・ブーツ・ジャケットなどの装備品は安全規格に適合しているもの、プロテクター入りの装備品・皮ジャケット・ライダースーツなどがおすすめです。

装備品を選ぶ際は、サイズの合った動きやすいもの、さらにブランド・デザインなどもお気に入りのアイテムを選ぶとバイクに乗るワクワク感が増し、チョイ乗りでも装備品を着用する習慣になるのでおすすめです。

まとめ

本記事ではライダーがバイクを降りる理由5選について、解説しました。

バイクを降りる理由はここで解説した5つだけでなく、他の理由や、いくつかの要因が複合した複雑な理由もあります。

バイクを降りるライダーの数だけ、バイクを降りる理由があると言ってもよいかもしれません。

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