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中古バイクの価格が高騰している理由|バイクを売却するタイミングも

買取・売却

中古バイクの価格が高騰している理由|バイクを売却するタイミングも

近年、中古バイクの価格が上昇しつづけていることが話題となっています。新車が手に入りにくくなる中で、中古市場への注目度が上がり、さらに需要が増加しています。このような状況に加え、半導体不足や物流の問題、そしてバイク人気の再燃など、価格高騰を引き起こすさまざまな要因が絡み合っています。そのため、バイクを手に入れたいと考える人や、売却を考えている人にとって、今の状況をしっかり理解することは非常に重要です。

この記事では、中古バイクの価格が高騰している理由を5つのポイントに分けて解説します。また、今後の見通しや売却のベストなタイミングについても詳しく紹介しますので、ぜひご覧ください。

中古バイクの高騰が続いている5つの理由

中古バイクの価格は2020年前後から高騰していて、特に排気量が大きいバイクは価格の上昇が目立っています。2024年現在では少し落ち着いてきているものの、中古バイクの価格高騰は続いている状況です。

以下では、中古バイクの高騰が続いている5つの理由を挙げて、それぞれがなぜ価格高騰につながっているかを説明します。

新車の供給が不足しているため

バイクメーカーの受注一時停止や納期遅れにより新車バイクの供給は不足していて、バイク需要が中古バイクにも集まっています。

新車の供給が不足している原因の1つが、新型コロナウイルス感染症の流行による影響です。バイク製造にかかわる工場の操業停止や稼働時間の短縮などが行われたことで、新車バイクの受注停止や納期遅れが発生しました。

新車バイクを購入できないユーザーは中古バイクを購入するしかなく、中古バイクの需要増加による価格高騰が起きています。

半導体が不足しているため

半導体の不足も、中古バイクの価格が高騰している原因です。

半導体はクイックシフターやトラクションコントロール、2021年に新車バイクへの搭載が全面的に義務化されたABSなどの電子制御に使われているものです。半導体はバイクに限らずさまざまな電気製品に使われていて、特に情報技術の進歩が著しい近年は需要が拡大しています。

一方で、半導体の供給はコロナ禍によるサプライチェーンへの影響を大きく受けて、世界的に不足しています。

半導体の需給バランスが大きく崩れたことで、バイクメーカーは新車バイクに使用する半導体の確保が難しくなりました。半導体の不足は新車の供給不足の一因となり、中古バイクの需要増加を生み出しています。

世界的な物流の停滞・物価高のため

中古バイクが高騰している原因として挙げた「新車の供給不足」「半導体不足」の背景には、世界的な物流の停滞・物価高による影響もあります。

新車バイクの製造には多くのパーツが必要であり、海外の生産拠点と国内工場の連携や、安定した物流が欠かせません。

しかし、近年はコロナ禍やウクライナ侵攻などが原因となり、世界的な物流の停滞が発生しています。バイク製造に必要な部品の確保ができなくなり、新車の製造が難しくなっている状況です。

また、円安・物価高の影響によって原材料費も高騰しています。原材料費の高騰は新車バイクの製造コストを増大させて、販売価格の値上げにつながる要因です。

世界的な物流の停滞・物価高が新車バイクの供給不足と販売価格上昇を引き起こし、結果として中古バイクの需要が拡大しています。

コロナ禍でバイク人気が高まったため

2020年頃からのコロナ禍でバイク人気が高まったことも、中古バイクの価格が高騰した原因です。

新型コロナウイルス感染症への1つの対策として三密回避が意識されるようになり、移動手段やレジャー目的でのバイクが注目を集めました。バイクは1人乗りであるため乗車中の感染対策が不要であり、ツーリングなどのアウトドアレジャーを楽しめる点が魅力です。

新車バイクの購入が難しくなる中で、コロナ禍でバイク人気が高まったことにより、中古バイクの需要が伸びて価格高騰が起きています。

メーカーの販売規制があるため

中古バイクの価格高騰には、2020年12月に適用された二輪車排出ガス規制に伴う、メーカーの販売規制も影響しています。

二輪車排出ガス規制とは、バイクなどの二輪車における排出ガスの規制値を従来よりも強化した法規制です。新型車は2020年12月から、継続生産車は2022年11月から規制への適合が必要となり、バイクメーカーでは対応できない製品の生産・販売終了が相次いでいます。

バイクメーカーが生産・販売終了した車種を購入するには、基本的に中古バイクを入手するしかありません。中古バイクは二輪車排出ガス規制の対象外となっていることもあり、中古バイクの需要が高まっています。

いつまで中古バイクの高騰は続く?

2024年現在はコロナ禍による影響の収束や、半導体需要の一時的な落ち着きにより、中古バイクの価格高騰も緩やかになっています。しかし、中古バイクの価格自体は依然として高く、「いつまで中古バイクの高騰は続くか」が気になる方も多いでしょう。

ここでは、中古バイクの価格について、今後の動向と予測を解説します。

新車の供給が増えれば中古バイク価格は落ち着いていく

中古バイクの価格高騰は新車の供給不足が大きな原因となっているため、新車の供給が増えれば中古バイクの価格は落ち着いていきます。

新車の供給不足は2024年現在も続いているものの、コロナ禍による物流停滞や半導体不足は解消されつつあります。新車の供給安定は遠くないうちに達成できると考えられる状況です。

新車バイクが購入できるようになれば、選択肢が他になかったため中古バイクを購入する人が減少し、中古バイクの需要も低くなるでしょう。

新車の供給増加から中古バイク価格の安定までは時間がかかるとしても、徐々に中古バイクの価格は落ち着くと予測されています。

「名車」価格の高騰は今後も続いていく

中古バイクの価格高騰はやがて落ち着くとされる一方で、人気が高い「名車」の価格高騰は今後も続いていく可能性が高いでしょう。生産・販売が終了した過去の車種は、中古市場でしか購入できないためです。

メーカーの販売規制で販売が終了した人気車種としてはヤマハの「SR400」やホンダの「CB400SF/SB」などがあります。名車とされる車種はもともと中古バイクオークションでの人気が高く、今後は市場全体での取引台数も限られることで価格相場の高騰が続くと考えられます。

バイクを売却するタイミング

バイクの売却価格は、基本的にバイク市場の需要と連動しています。

バイクの売却を検討している方は、下記のタイミングで売却するとよいでしょう。

(1)新生活が始まる前

新生活が始まる前の3~4月には、通勤・通学用としてバイクの需要が高まります。バイクショップも中古バイクの在庫を確保しようと買取価格を高くするため、新生活が始まる前のタイミングは売却に適した時期です。

(2)長期休暇が始まる前

夏休みのような長期休暇が始まる前の7月頃は、バイクの需要が特に高くなる時期です。長期休暇はツーリングやキャンプなどのレジャーに最適で、バイクを購入する人が増えます。7月は多くの会社でボーナスが支給される時期でもあり、バイクショップは中古バイクの在庫を確保するために買取価格を高く設定しています。

(3)梅雨・台風の時期

梅雨・台風の時期である6月や9月は、天気が安定しないためバイクに乗る人が減り、需要が一時的に落ち着く時期です。しかし、バイクショップにとってはバイク需要が高い7月の前後であり、在庫の確保・補充が必要な時期となります。バイクの在庫が少ないバイクショップであれば高額買取も期待できるでしょう。

バイクの買取価格はバイクショップが確保したいメーカー・モデルによっても異なります。なるべく高額で売却するには、複数のバイクショップで見積もりを取ることが大切です。

まとめ

中古バイクの価格高騰は、新車の供給不足や半導体問題、物流の停滞、そして需要の増加といった複数の要因が影響している結果です。こうした背景から、中古バイク市場は短期的には価格上昇傾向が続くと考えられますが、新車の供給改善が進めば価格は落ち着いていく可能性もあります。一方、特に価値が評価されている「名車」については、今後も高騰が続くことが予想されます。

今、バイクの売却を考えている方は、現在の高値を生かす絶好の機会ともいえるでしょう。自身のバイクの価値をしっかりと見極め、市場動向を把握することが売却のベストなタイミングを見つける鍵となります。

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