400ccバイク・人気車種おすすめ5選|維持費についても解説
400ccバイクは、コンパクトな車体ながらパワー、安定感、操縦性に優れており、多くのライダーに支持されています。ネイキッドバイク、アメリカンバイク、オフロードバイク、ビッグスクーターなど、さまざまなタイプが販売されており、目的や用途に合ったバイクを選べるのも大きな魅力です。
当記事では、400ccバイクの人気車種やその魅力について紹介します。400ccバイクの購入を検討している方は、ぜひお役立てください。
目次
400ccバイク・人気車種おすすめ5選
400ccバイクは、普通自動二輪免許で運転できる最大排気量の中型バイクです。大型バイクよりもコンパクトな車体でありながら、十分なパワー、安定感、優れた操縦性を持つ車種が多く、幅広い層のライダーに支持されています。
以下では、400ccバイクに興味がある方に向けて、人気車種の特徴や魅力を紹介します。
ヤマハ SR400
ヤマハ SR400は、1978年の初登場以来、数多くのライダーを魅了してきたロングセラーモデルです。「SR」とは「Single Road sports」の略称で、単気筒エンジンのスポーツバイクであることを表しています。
2021年に発売されたファイナルエディションをもって生産は終了しましたが、大幅なモデルチェンジを行うことなく、軽量な車体と優れた操縦性で長年愛されてきました。また、キックスタートによるエンジン始動やクラシックな外観も人気の要因です。
カスタムパーツが豊富に販売されており、ライダーが自分好みにカスタムを楽しめる点も大きな魅力となっています。
ホンダ CB400SF
ホンダ CB400SFは、1992年に発売されたスタンダードなネイキッドバイクで、正式名称は「CB400 SUPER FOUR」です。2022年10月に生産終了するまでに、数回のフルモデルチェンジが行われました。
ホンダ CB400SFの大きな魅力は、優れたトータルバランスにあります。街乗りからツーリング、サーキットまで幅広く対応できるバイクで、400ccクラスでは数少ない4気筒エンジンを搭載したモデルとして、揺るぎない人気を誇ります。
ホンダ CB400SFは教習車としても知られており、普通自動二輪免許の取得時に多くの教習所で使用されていました。
カワサキ NINJA400
カワサキ NINJA400は、2014年に発売された並列2気筒エンジンを搭載したバイクです。その後のモデルチェンジでは、250ccクラスの車体を採用し、軽量ながらパワフルなエンジンを持つバイクとして高い人気を集めています。
カワサキ NINJA400の魅力は、力強い加速や優れた走行性能に加えて、スタイリッシュなデザインにもあります。スリムなLEDヘッドライトシステムや流線形のボディラインなど、実用性と独自のデザイン性を両立したモデルです。
初心者からベテランライダーまで、スポーティーな走りを楽しみたい方から幅広く支持されています。
スズキ GSR400
スズキ GSR400は、2006年に発売された水冷4気筒エンジンを搭載したスポーツネイキッドバイクです。400ccクラスのネイキッドバイクとして、初めてコンピューター制御のエンジン噴射システムを採用した点が特徴です。
2007年のモデルチェンジではABSが装備され、2009年にはショートバイザーが追加されました。高回転・高出力を実現したエンジン性能や、高剛性のフレームが特長で、高速走行時には優れた安定性を発揮します。
また、異形ヘッドライトや2本出しのセンターアップエキゾーストといった先進的なデザインも、スズキ GSR400の魅力です。
ヤマハ ドラッグスター400
ヤマハ ドラッグスター400は、1996年に発売されたビッグツインアメリカンバイクで、2017年に生産が終了しました。アメリカンバイク特有のロー&ロングな車体に、空冷のVツインエンジンを搭載しています。
クラシカルでありながらスポーティーなスタイリングに加えて、ハンドリングのしやすさも特徴で、女性ライダーからも広く支持されている人気モデルです。シート高が低く、足つきが良いため、安定感がある点も魅力です。
ヤマハ ドラッグスター400はカスタムパーツが豊富に揃っており、カスタムを楽しむライダーからも高い評価を受けています。
400ccバイクの魅力・メリット
400ccバイクは街中の移動から高速道路でのツーリングまで、さまざまな用途に適した汎用性の高い中型バイクです。
以下では、400ccバイクの購入を前向きに検討している方に向けて、その魅力とメリットを取り上げて詳しく紹介します。
さまざまなタイプのバイクから選べる
400ccバイクは、ネイキッドバイク、アメリカンバイク、オフロードバイク、ビッグスクーターなど、さまざまなタイプが揃っています。豊富な選択肢の中から、自分のスタイリングや走行目的などに合わせたタイプを選べる点が魅力です。
400ccバイクの需要には変動があるものの、バイクメーカーにとっては主力製品の1つであり、各社がバラエティー豊かなモデルを販売してきました。近年では、海外メーカーの輸入増加に対抗するため、国内メーカーも新車を発表するなど、さらに選択肢が広がっています。
安定して走れる
安定して走行できる点も、400ccバイクの大きなメリットです。通勤や通学といった日常の街乗りから、高速道路でのロングツーリングまで、どのようなシーンでも安定した走りができるのは、400ccバイクならではの特徴です。
400ccバイクは、250ccクラスよりも高速走行時のパワーや安全性が高く、大型バイクよりも軽量で小回りがきくという、総合的なバランスに優れています。このバランスの良さが安定感につながり、幅広いライダーから支持されています。
中古の質が高い
400ccバイクは、中古品でも質が高いことは特徴の1つです。新車購入後は3年ごと、中古は2年ごとに車検が義務づけられており、定期的に整備が行われます。そのため、中古品でも高い品質が保たれる傾向にあります。
車検を通すために一定の費用をかけて、問題があるパーツの修理や交換が行われるため、良いコンディションが維持されています。400㏄バイクの購入を考えている方にとっては、新品よりもリーズナブルで、質の高い製品がそろっている中古市場はおすすめです。
400ccバイクの維持費は?
400ccバイクの年間維持費について解説します。以下の表は、400ccバイクの維持にかかる費用相場です。
軽自動車税 | 6,000円/年 |
---|---|
自動車重量税 | 1,900円~2,500円/年 |
自賠責保険 | 7,010円/年 |
任意保険 | 35,000円~130,000円/年 (保険内容・年齢によって異なる) |
車検費用 | 40,000円~60,000円(2年または3年に1回) |
任意保険は、自賠責保険がカバーしない範囲を補うもので、保険内容や契約者の年齢によって費用に幅があります。特に若い年齢層の契約者は保険費用が高くなる傾向があります。加入は自由であるものの、万が一に備えて加入しておくと安心です。
400ccバイクにはガソリン代、メンテナンス代・駐車場代も必要です。運転距離や頻度、地域によって金額は異なりますが、すべての費用を合わせると年間の維持費は10万~16万円程度です。
まとめ
400ccバイクは、街中の移動から高速道路でのツーリングまで、さまざまな用途で使用できます。パワー、安定感、操縦性にも優れ、総合的なバランスが取れていることが魅力です。
おすすめの400ccバイクには、ヤマハ SR400、ホンダ CB400SF、カワサキ NINJA400、スズキ GSR400、ヤマハ ドラッグスター400があります。さまざまなタイプのバイクが揃っているため、自分にとって魅力的な1台を探してみてください。
250ccバイクにかかる年間維持費は?保険や税金などの内訳を解説