開発者のこだわりが満載『HAWK11』の装備をチェック【バイク買取調査隊】
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はホンダの『HAWK11』だ!!
HAWK11の車種プロフィール
発売は2022年9月。CRF1100Lアフリカツインと同系統の直列2気筒OHCの1100ccエンジンを搭載する、経験豊富なベテランライダーをターゲット開発された「大人のスポーツバイク」。丸目一灯のロケットカウルというネオクラシックなエクステリアながらも、4段階のライディングモード選択やトラクションコントロールといった電子制御技術によるサポートも積極的に導入し、安全で快適なスポーティライディングを追求できる1台に仕上がっている。
バイクの特徴をざっくりチェック!
開発者のこだわりが随所に見られるという『HAWK11』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
排気量1100ccの直列2気筒エンジンはOHCを採用。スロットルは開度を電気信号で伝えるスロットルバイヤイヤシステムを搭載する。
ボアΦ92.0mm、ストローク81.4mmのショートストローク設計で、低速域から豊かなトルクを発生しながら高回転までスムーズに回る特性。
マフラーは最近のエンジン下に消音ボックスを配置するタイプではなく、文字通りサイレンサー部分が消音の役割を担っているように思われる。そのため長くてボリュームのあるスタイルになっている。
車体(フレーム)
フレームはガチガチ過ぎない適度な剛性のスチール製セミダブルクレードルフレームと、アルミ製ルアフレームを合わせた軽量で扱いやすいハイブリッド仕様。
足回り
前後ともにキャストホイールを採用。
サイズはフロントが120/70-17、リアが180/55-17を採用する。
サスペンションはフロントにショーワ製SFF-BPを、リアにシングルチューブ分離加圧式をそれぞれ採用。前輪の浮き上がりと後輪のスリップを緩和してくれるHondaセレクタブルトルクコントロールのアシストにより、優れた路面追従性を発揮する。
ハンドルまわり・灯火類
HAWK11最大の特徴とも言えるロケットカウルは、一体成型のFRP製。ネオレトロな丸型ヘッドライトはLEDを採用する。
ハンドル周りは左側スイッチボックスにロー&ハイビーム、パッシング、ハザード、モードセレクターなどが集中。ミラーの位置はホンダ市販車としては初となるロワーマウントを採用している。メーターは視認性と質感にこだわった反転液晶仕様を装備。
その他の装備&特徴
燃料タンクはスチール製コアタンクを樹脂製カバーで左右と前から覆うという凝った作り。シートは手で触った限りではかなりソフトな印象だが、実際に着座してみるとフワフワとした感じはなく、適度な硬さでスポーティライディングにも向いていると思われる。