スーパースポーツのDNAを受け継ぐGSX-S1000【バイク買取調査隊】
スーパースポーツのDNAを受け継ぐGSX-S1000。シャープかつタイトな唯一無二と言えるスタイリングを身にまとい、ストリートファイターとしての更なる魅力が高められました。最先端の電子制御システムを搭載し、圧倒的なパフォーマンスとコントロール性、そしてライダーをアシストする数々の装備。ストリートで、そのポテンシャルを華麗に発揮します。
目次
GSX-S1000の車種プロフィール
GSX-S1000の縦型2灯式に配列した斬新な六角形LEDヘッドランプは、前衛的でシャープなスタイリングを強調しています。印象的なフロントフェイスからはじまるエッジの効いたラインとマッシブなフューエルタンクにより、コントラストが美しく、筋肉質で鍛え抜かれた存在感を際立たせています。真のストリートファイターとして、隙の無い圧倒的な存在感を生み出すために、ディテールにこだわったGSX-S1000は、ストリートを席巻します。
バイクインプレ
スズキ・GSX-S1000に試乗します。このモデルはスズキの4気筒エンジンの中核をなすことから、本日の試乗を楽しみにしていました。それでは特徴を紹介するとともに外観を見ていきたいと思います。
スペックは水冷4ストロークフォーバルブ DOHCの直列4気筒エンジン、排気量は 998ccです。ボアストロークは73.4 ミリ × 59mm、圧縮比は12.2 となっています。最高出力150pm/11000rpm、最大トルク105N・m/9250rpmです。
スーパースポーツGSX-Rの長いスイングアームを移植しており、プラットフォームの大きな特徴となっています。スイングアーム反対側の眺めはこのようになっています。兄弟車であるGTと同様、プリロード伸び側のダンパーが調節可能です。
倒立フロントフォークはKYB 製で、インナーチューブ径は43mm、 ストロークは120mmが確保されています。また、スプリングのプリロード伸び側・アス側のダンピングを調節できるフルアジャスタブルが採用されています。全体的にハンドルまわりのクオリティーが高く、所有欲を満たしてくれること間違いありません。
フロントブレーキにはブレンボのキャリパーを持つダブルディスクブレーキが採用されています。リアブレーキはNISSIN製の型押し、シングルポッドキャリパーを採用しています。
シンプルなデザインの中で、スズキらしいフロントマスクが目を引きます。所々に特徴的なテクスチャーが施されるなど、迫力ある外観作りに一役買っています。テクスチャーがラジエーターシュラウド及びタンク下側のパッド部分にも施されています。よく見ると、ラジエーターシュラウドの外側もウィングレッド形状のディティールが与えられていました。
足つき
全長/全幅/全高は、2,115mm/810mm/1,080mm。装備重量は214kgです。シート高は810mmで、身長175㎝のライダーなら両足がベッタリとつくレベルです。表皮の違いなどが影響しているのかもしれませんが、GTとは少し座り心地が違う印象を受けました。
アップライトなハンドルも特徴の一つで、長距離走行にも十分対応できる自然なポジションを獲ることができます。細かい部分ではGTと異なり金属に滑り止めが刻まれたステップを採用しています。
フロントブレーキのマスターシリンダーは一般的な横押しタイプながら、レバーには角度調節のダイヤルが設けられています。一方でクラッチレバー側の角度調節ダイヤルは省略されています。このモデルは複雑な電子制御などを搭載していないので、左側スイッチボックスはシンプルなタイプを採用しています。スイッチボックスを操作することで、スズキドライブモードセレクターを操作することができます。トラクションコントロールはオフを含めて6段階に調節できるようになっています。また、液晶パネルの左下に燃費などを含む様々な情報が表示されるようになっています。
走り
実際にライディングしてみましょう。サイレンサーの開口部が独創的なデザインで、スズキらしいハスキーな音を響かせています。現在、トップギアで走行しています。アップダウン両対応のクイックシフターが搭載されているのでギアを落としていきたいと思います。
4 速にシフトダウンしました。タコメーターのスケールに余裕があるので、もう少し落としていきます。2速で回転数は6000回転ぐらい。近年では消音しつつも、ライダーに良い音が届くようにマフラーのサウンドチューニング技術が進んでいると聞いていますが、とても効果が現れています。
GTと比較すると、少しシャープでクイックな印象を受けました。カウルの有無で乗り味が違うことがありますが、GTとGSX-S 1000はその度合いが強いバイクだと言えるでしょう。GTはロングツーリング、GSX-S 1000はショートレンジでワインディング走行を楽しむなど、ライダーの用途に合った選択をしてください。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。
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