
空冷リッターモデル・XJR1300をインプレ【バイク買取調査隊】
目次
ヤマハ XJR1300の車種プロフィール

XJR1200の後継モデルとして1998年3月に発売された。搭載される並列4気筒エンジンの総排気量は1,250cc。これは空冷エンジンのネイキッドとしては日本最大の排気量だった。2007年モデル(2006年11月発売)以降はキャブレターからフューエルインジェクションに変更。モデルチェンジらしいモデルチェンジはこれが最後となり、カラーバリエーションの変更を受けながら、2015年モデルまで生産が続けられた。

バイクインプレ
車両の特徴

最大の特長は空冷エンジンの造形美だろう。ライバルモデルが水冷化してダミーフィンを設ける中、XJRシリーズは一貫して空冷エンジンを採用し続け、「本物」の冷却フィンがもたらす機能美にこだわった。

ツーリングでは、大容量の21L燃料タンクと、快適性の高いシートがライダーをサポートしてくれる。とくにシートは、ライダーの着座位置が地面と平行というフラット形状となっているため、安定感があり、快適性も非常に高い。


エンジン

空冷4ストローク4バルブDOHC直列4気筒。排気量は1,250cc、最大出力は100ps。最大トルクは108N・mと、トルクの力強さがよく感じられる乗り味となっている。
ボア×ストロークは79mm×63.8mmで、ショートストローク(高回転型)設計となっている。
足回り

フロントはΦ41mmのインナーチューブを持つ正立フォークを採用。圧側と伸び側、そしてプリロードの調整ができるフルアジャスタブルタイプとなっている。
リヤは、ヤマハ純正オーリンズ製のサスペンションユニット。同じく圧側、伸び側、プリロードの調整ができるフルアジャスタブルタイプとなっている。


前後ブレーキは、フロント・リヤともにモノブロックキャリパー。フロントはフローティングのダブルディスク、リヤはシングルディスクとなっている。
走り

空冷エンジンらしい有機的なバイブレーションを含んだフィーリングを味わえる。かつてのキャブレター時代のような荒々しさはないが、低い回転数でカムがギュルギュル回っているような、そして重いクランクがゴロゴロと転がっているようなアナログな乗り味をしっかりと残している。
アクセルを大胆に開けると、レッドゾーンの9,500rpmまですぐ達してしまうほどパワフルで吹け上がりも軽い。
排気音も空冷エンジンらしい刺激的なもの。いかにも4気筒らしい排気音で、ライダーをその気にさせてくれる。

ハンドリングは安定性を重視したもの。ライダーが余計な入力をしない限り、高速クルージング中もビシッとまっすぐ走ってくれる直進安定性を持っている。
その一方でスポーツ走行も得意で、視線を向けた方向にそのまま車体も向かっていくような素直なハンドリングになっている。
味わい深いエンジンと造形美、ビッグバイクを豪快に操れる軽快なハンドリング、前後のすぐれた足まわりがXJR1300 の魅力だ。
まだ大排気量空冷エンジンを味わったことがないライダーは、ぜひ一度その魅力に触れてほしい。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります
査定士のコメント
モトメガネ編集部
ヤマハの誇る空冷ビッグネイキッドのXJR1300は、スペシャルモデルもいろいろとリリースされていまいた。それらモデルは特別なカラーリングが施されていたりと、所有欲を満たしてくれる特別な存在。綺麗に乗っていたら、高く売れる可能性が高まります。
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