
高機能トレール・WR250Rをインプレ【バイク買取調査隊】
目次
ヤマハ WR250Rの車種プロフィール
2007年に「オフロードにおけるYZF-R1」というモデルコンセプトをひっさげて登場したプレミアムオフロードモデル。エンジンやフレームを完全新設計とするヤマハ渾身の1台で、そのままエンデューロレースに出られるほどの性能を誇っていた。車名のWRは「ワイドレシオ」の頭文字をとったもの。ギアレシオがモトクロスレーサーに対してワイドになっているという意味で、すなわちエンデューロマシンであることを示していた。
バイクインプレ
車両の特徴

2017年に生産終了となって久しいモデルだが、それ以降に競合機種が登場していないこともあっていまだ高い人気を誇る。比較対象として挙げられやすいモデルに同社のセロー250があるが、性格は大きく異なる。セロー250は気軽にオフロードを楽しみたいライダー向け、対してWR250Rは積極的にオフロードを走り込んでスキルを上げたライダー向けの製品というイメージが強い。その理由として、他のトレールモデルとは一線を画すハイスペックな装備が挙げられる。


エンジン

国内の市販オフロードモデルでは初となるアルミフレームに、新設計の4ストローク249cc単気筒エンジンを搭載。最大出力31ps/最大トルク24N.mというスペックは国内の歴代250ccトレールモデルの中でもトップクラス。高回転エンジンらしい力強いダッシュと伸びのある加速力を持つ一方で、アクセルの開け始めは柔らかくトルクが立ち上がる出力特性のため、オフロードでも非常に扱いやすい。
足回り

フロントはインナーチューブ径46mm、ストローク270mmのフルアジャスタブル倒立フォークを採用している。ダート走行時は、フロントフォークを路面に突き刺すような高い接地感・剛性感があり、車体が振られた時も軽くホールドするだけでコントロールできる。また、リヤもフロントと同じくストローク量は270mmを確保。こちらもフルアジャスタブル機構を持つため、前後ともに使用状況に合わせた細かなセッティングが可能となっている。
走り

本格的な装備とは裏腹に、走行特性は扱いやすさを追求したもの。エンジンは低回転域で粘りがあり、また開け始めに柔らかくトルクが立ち上がる特性のため、不意に吹き上がってコントロールを失う心配もない。それでいながらアクセル操作ひとつでフロントの加重・抜重コントロールができるため、ある程度の技量があればギャップをカンタンに乗り越えることができる。

前後ともによく動くサスペンションのおかげでダートでも乗り心地は良好。ロードホールディングが良く、リヤのサスペンションがコーナーをなめるようにトレースする感覚で走ることができる。ブレーキはオフロード走行でも、ライダーの指先から微妙なタッチを汲み取るように制動力が立ち上がるタイプ。そのため、フロントブレーキを少し引きずりながらコーナーに進入したり、リヤブレーキを踏みながら後輪の駆動力を調整したりといったアクションも自由自在。

もちろんダートのみならずワインディングでもハイレベルな走りが可能で、低速域で粘るエンジンは街乗り、やツーリングといった多様なシチュエーションでキビキビと走ることができる。これからオフロード走行を楽しむライダーにとっては走りをサポートしてくれるマシンとして、経験豊富なベテランライダーまでにとってはハイレベルな走りに答えてくれるマシンとして、幅広い層に支持される1台となっている。
※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります
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