普段使いの“足”にピッタリ! タクト・ベーシック【バイク買取調査隊】
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はホンダの『タクト・ベーシック』だ!!
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。
タクト・ベーシックの車種プロフィール
発売は2015年1月。4ストロークの50ccエンジンながら4.5PSという力強さを発揮し、同時にリッター80kmという超低燃費(30km/h定地走行テスト値)を実現する、シティコミューターとしては文句の付けようがないスタンダードスクーター。今回紹介するのはシート高が705mmという低めの“ベーシック”タイプで、720mmの“ノーマル”タイプもラインナップされている。
ちなみに、ヤマハ・ジョグの現行モデルは外観こそ異なるが中身はホンダからのOEMで、基本的にはほぼ同一の車両となる。
バイクの特徴をざっくりチェック!
普段使いの“足”としてはベストチョイスとも言える『タクト・ベーシック』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
排気量50ccの水冷4ストローク二単気筒エンジンはOHCを採用。ボアΦ39.5mm、ストローク40.2mmのロングストローク設計で、現行の厳しい排ガス規制に対応しながら最高出力4.5PSを発揮。エンジン始動はセルフ式とキック式を併設している。
車体(ボディワーク)
フロントカウル前面はボルト3ヶ所で固定されており、このボルト部分に純正アクセサリーのフロントバスケットを装着することができる(別途取付アタッチメントが必要)。
足回り
前後ともにスチール製ホイールを採用し、タイヤサイズも前後とも80/100-10を履く。30km/hまでのスピードでの安定した走行を追求するとともに、経済性も考慮したチョイスだ。
サスペンションはフロントが正立テレスコピック式、リアが原付一種スクーターとしてはオーソドックスとも言える片側シングルショックとなる。
ハンドルまわり・灯火類
ヘッドライトはハロゲンバルブのマルチリフレクター仕様で、ウインカーはクリアレンズのオレンジバルブを採用。ヘッドライトとウインカーはレンズ一体式のデザインとなる。
ブレーキは左側のリアブレーキレバーを握ると前後ともにブレーキが作動するコンビブレーキを採用することで、ビギナーにも扱いやすいと同時に確かな制動力を発揮できるようになっている。
スピードメーターはアナログ式で、液晶表示には燃料計と時計、オドメーター、トリップメーターが表示される。
その他の装備&特徴
ライダーフット前面にはコンビニフックとポケットを搭載。ポケットには500mlのペットボトル1本がスッポリと入るだけの容量がある。シート下のメットインスペースには19Lの容量があり、ヘルメットやA4サイズのファイルなども収納可能。ちなみに、シートが高い“ノーマル”タイプは、容量が20Lと若干大きい。