250の枠を超えた迫力が魅力 レブル250Sエディション【バイク買取調査隊】
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はホンダの『レブル250Sエディション』だ!!
レブル250Sエディションの車種プロフィール
国内で『レブル』の名を冠したモデルが最初に登場したのが1985年。当時のモデルは並列2気筒250ccエンジンを積んだコンパクトアメリカンで、1994年型が最終モデルとなる。ここで紹介するのは二代目で、20数年の時を経て2017年4月に発売。250ccのアメリカンという立ち位置は初代と共通だが、エンジンはCRF250LやCB250Rと同系統の単気筒を採用。軽量かつコンパクトな車体ながらも前後にはファットな16インチタイヤを履いていることもあり、迫力のフォルムが魅力的だ。2020年には灯火類がLED化され、ビキニカウルとフォークブーツで重厚感を増したSエディションが追加。このモデルはその2022年モデルである。
バイクの特徴をざっくりチェック!
ファット&ローで250ccの枠を超えた迫力が魅力の『レブル250Sエディション』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
排気量250ccの水冷単気筒エンジンはDOHCを採用。ボアΦ76.0mm、ストローク55.0mmのショートストローク設計で、マニュアル式6速トランスミッションを搭載。
タンクやシートカウル以外の部分はブラックを基調としていて、マフラーもフラットブラックの落ち着いた雰囲気。サイレンサーは昨今の排ガス規制の影響もあり存在感が大きいが、ファットなタイヤと相まって迫力アップにも貢献している。
車体(フレーム)
フレームは鋼管を使用したシンプルなダイヤモンド形式で、ライダーの股下部分にクビレを持たせることでナローなスタイルを実現するとともに、足付き性も大幅に向上している。
足回り
前後ともに現代では数少ない16インチキャストホイールを採用。タイヤサイズはフロント130/90-16、リア150/80-16と250ccとしては超ワイド。
サスペンションはフロントが正立テレスコピック式、リアがツインショックを採用。ブレーキは前後ともにディスクで、このモデルにはABSが搭載されている。
ハンドルまわり・灯火類
ヘッドライトを含めた灯火類は、2020年モデルからすべてLED化。Sエディションにはビキニカウルとフォークカバー、フォークブーツが装着され、ノーマルとの差別化を図っている。
ハンドルには本格的なアメリカンスタイルを追求して、インチサイズ適用のハンドルパイプを採用。メーターはシンプルな小型反転液晶タイプで、ハンドルホルダーにマウント。ギアポジションインジケーターや燃費計、時計、左右独立点滅式ウインカーインジケーターを装備する。
その他の装備&特徴
シートはライダー、パッセンジャーそれぞれ別体式を採用。シート高は690mmと低く、小柄なライダーでも安心して取り回すことができる。テールランプユニットは低い位置にマウントすることで、太いリアタイヤとともに迫力のあるスタイルを演出している。