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買取・売却

バイクの売却に必要なハンコは何?シャチハタでもOKなのか

日常生活のさまざまな場面で使用することのある印鑑は、バイクの購入、売却の際にも必要になります。

印鑑にはいくつかの種類があり、一部の手続きでは特定の印鑑しか使用できないこともあります。

また朱肉が不要で手軽にポンと押せるシャチハタは、ちょっとしたときに便利で、バイクの売却の手続きにも使えるのか疑問に思ったことがある人も多いかもしれません。

本記事では、「バイクの売却に必要なハンコは何なのか?」、「シャチハタでもOKなのか」について解説していきます。

印鑑は大きく分けて3種類に分けられる

まず印鑑については「実印」「銀行印」「認印」と大きく分けて3種類に分けられます。

シャチハタは浸透印と呼ばれ、後述の理由により「実印」「銀行印」として使用することは不可能です。

また「認印」が必要とされている場合もシャチハタは不可と追記されていることが多く、あくまで簡易的な押印が必要な場面での使用が可能です。

では「実印」、「銀行印」、「認印」とそれぞれ分けて説明します。

実印

実印とは市役所などの地方自治体に印鑑登録し、公的に認められた印鑑のことを言います。

実印の主な用途については、重要な契約書・手続きなどに使います。

実印の具体的な使用例は、法律文書や重要な契約書、不動産取引・住宅ローン、保険加入・受け取り、遺産相続住宅などです。

実印は、ひとりにつき1本しか登録ができないもので、15歳未満の人は原則として登録できません。

また、実印には読みにくい書体のものが使われることが多いです。

実印の書体に規定などはありませんが、作成する際は読みにくいとされている次の4書体がおすすめです。

  1. 吉相体(きっそうたい)
  2. 篆書体(もうしょたい)
  3. 隷書体(れいしょたい)
  4. 古印体(こいんたい)

実印に使う印鑑の材質についても、ゴム印・シャチハタなどの陰影が変形しやすいモノは使用できず、黒水牛・チタン・つげ・さくらなどの材質が使われることが一般的です。

実印を使用する場合は、本人が実印を使って押したことを証明するために必要な「印鑑証明書」とセットで求められるケースがよくあります。

万が一、実印が紛失・盗難などにあった場合は速やかに警察署・交番に紛失届・盗難届を出す必要があります。

同時に市役所市民課などの窓口に実印紛失の旨を伝えると、登録抹消・変更手続きができるので、新たに実印登録をしましょう。

実印は押印することで書類自体を理解した・同意したなどの法的効力を高めるモノです。

紛失・盗難などによる第三者の実印の不正利用を防ぐためにも、日頃から実印の保管・紛失には十分注意しましょう。

銀行印

銀行印とは、銀行などの金融機関に登録する印鑑のことを言います。

銀行印の主な用途については、銀行口座開設時に登録し、本人確認のために使います。

銀行印の具体的な使用例は、預金口座の開設、銀行窓口での預金引き出し、クレジットカードの申し込み、口座引き落としの登録、ローン契約、金融商品などの購入です。

銀行印の特徴としては、実印ほどではありませんが、複雑な読みづらい書体で印鑑を作ります。

また複製・盗難防止のため、手彫りなどの印鑑を作ることがおすすめです。

最近のネット銀行・ネット証券口座などでの本人確認は、銀行印の代わりに携帯・メールなどのパスワードなどを用いて、オンライン上で本人確認をおこなう二段階認証が主流です。

しかし、銀行のカウンターなどでの対面のやり取りでは、従来どおり重要な役割が銀行印にはあります。

銀行印は実印に次いで重要な取引に必要な印鑑であり、特にお金のやり取りで必要となる重要な印鑑なので、実印とは別々に分けて厳重に保管・管理しましょう。

認印

認印とは、市役所などの地方自治体に登録していない個人名がある印鑑のことを言います。

認印の主な用途については、書類の内容について承認・確認などの意思表示をするために使います。

認印は、実印・銀行印と比べると重要度が低いので、法的効力も低いです。

実印や銀行員と異なり、認印は何かに登録するわけではないため、一人で複数の認印を所有することが可能、また実印・銀行印と比較すると読みやすい書体で作られてます。

認印の主な用途については、荷物の受け取り、婚姻届・出生届の提出、国民健康保険・年金の手続き、住民票・戸籍謄本の申請、一般書類・社内書類・回覧板などの内容確認です。

また認印は実印・銀行印と比べると小さいサイズのハンコで、15歳未満でも使用可能ですが、重要な契約・取引などには使用できないので注意しましょう。

シャチハタ(浸透印)は公的な文書では基本的に使用できない

シャチハタ(浸透印)は公的な文書では基本的に使用できません。

シャチハタは公的な文書では基本的に使用できない理由は、シャチハタが「浸透印」であり、同じ陰影のモノが複数存在するので、いわゆるハンコとして個体の特定がむずかしく、本人以外の使用などのリスクが生じるためです。

シャチハタは、もともと「シャチハタ株式会社」の商品である名前などが入ったネーム印のことであり、今では浸透印全体のことをシャチハタと言います。

浸透印は、本体の内部にインクが浸み込んでおり、ハンコと違い朱肉が不要です。

借用書などでは、シャチハタでの押印も法的効力はありますが、実印・銀行印に比べるとシャチハタの法的効力は弱いので、公的な文書は、基本的にシャチハタを使用しないようにしましょう。

バイクの売却の際に必要なのは「認印」

バイクの売却の際に必要なのは「認印」です。

バイクの売却で実印、印鑑証明が不要な理由は、バイクの売却がクルマの売却よりもかんたんにできる手続きであり、印鑑以外の手段で本人確認ができると判断しているためです。

バイクの売却・査定の際は、「認印」を用意しておきましょう。

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まとめ

本記事では、バイクの売却に必要なハンコは何?シャチハタでもOKなのかについて、印鑑3種類の用途・法的効力などについて解説しました。

結論として、バイクの売却には「認印」が必要であり、シャチハタはNGです。

バイクの売却については、必要書類の準備・名義変更などで面倒のようですが、一括査定を使うとあなたの手間を省くことができるので、「認印」を忘れずに一括査定にもチャレンジしてみてください。

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