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買取・売却

軽二輪と小型二輪はどのくらい維持費が変わるの?

新しくバイクを購入するときは、車両自体の価格だけでなく、維持費も気になるところです。

特に、126cc以上で250ccより少ない排気量の軽二輪に分類されるバイクと、小型二輪とされる250cc以上の排気量を持つバイクでは、税金や保険料、車検の有無といった条件によって、維持にかかる費用に違いが生じます。

購入後の負担を考えるうえで、これらの維持費の差はバイク選びに直結する重要なポイントといえます。

では、軽二輪と小型二輪では、維持費にどの程度の差があるのでしょうか。

軽二輪は車検がないため、維持費は安くなりがち

排気量250cc以下の軽二輪と、251cc以上の小型二輪は、どちらも「二輪車」という括りに入りますが、維持費の面では扱いが大きく異なります。

車検の有無や税金、自賠責保険の金額など、制度上の区分が違うことで年間にかかる費用に差が出るしくみになっているのです。

では、具体的にどれほど異なるのでしょうか。

軽二輪の方は車検がなく、関連する費用も浮く

まず、軽二輪の維持費における最大の利点は、車検が不要であることです。

排気量が251ccを超える小型二輪では2年ごとの車検が義務づけられており、その際には点検や整備費用が必要になります。

また、車検の有無にともない、自動車重量税の課税のされ方も軽二輪と小型二輪の間で異なります。

軽二輪の場合、支払う重量税は新車登録時に一回払う4900円で済みます。

しかし、小型二輪は新車時に3年分で5700円、その後は車検ごとに3800〜5000円程度が課税されるしくみとなっています。

この車検費用と重量税の有無が、両者の維持費における大きな違いといえるでしょう。

軽二輪と小型二輪の税金や保険の費用の差

軽二輪と小型二輪の維持費の差は、車検の有無にともなうものだけではありません。

毎年支払う軽自動車税は、軽二輪が3600円、小型二輪は6000円と明確な差があります。

年間では大きな負担ではないものの、長期間所有することを考えれば確実に費用差として表れます。

一方、自賠責保険については、3年契約の場合で軽二輪が1万710円、小型二輪は1万490円と、軽二輪のほうが若干高くなります。

2年契約でも軽二輪が8920円、小型二輪が8760円と同様の傾向があります。

税金では軽二輪が有利ですが、保険料については小型二輪の方がやや安くなるという対照的な結果になっています。

軽二輪と小型二輪の基本的な維持費の差

これらの費用をもとに、2年間でかかる基本的な維持費を計算すると、軽二輪は軽自動車税と自賠責を合わせて約1万6120円で済みます。

それに比べ、小型二輪は自賠責と税金に加えて、重量税や車検費用が加算され、少なく見積もっても3万〜4万円程度の負担になります。

この計算がトラブルなどによる出費を考慮しない基本的な維持費の計算である点に注意が必要ですが、少なくとも基本的な維持費だけでも2年間で2万円程度の差が生まれることがわかります。

この数字を見れば、軽二輪の方が維持費で大きく有利であることが実感でき、車両選びにおいて経済性を重視するなら、軽二輪は有力な選択肢となりそうです。

一方で、2年間で2万円程度の維持費上昇を受け入れることができれば、よりパフォーマンスや装備で有利な250cc以上の小型二輪を選ぶこともできると考えられます。

この2万円程度の差をどのように捉えるかは、ライダー次第といえるかもしれません。

これら以外の維持費の比較

上述のように、軽二輪と小型二輪を比較すると、車検や税金、自賠責保険で差があります。

しかし、実際の維持費はそれだけではありません。

たとえば、任意保険料や駐輪場代、さらにはガソリン代といった日常的な費用も所有に直結します。

任意保険、駐輪場代や燃料費など、日常的な出費

任意保険はライダーの年齢や等級、契約内容によって金額が大きく変わり、必ずしも軽二輪と小型二輪で明確な差が出るとは限りません。

駐輪場代も地域によって幅があり、都市部では月数千円かかる場合もあれば、地方では自宅駐車で費用が発生しないケースもあります。

また、燃料費についても、単純に排気量が大きければ高くなるというわけではなく、車種の燃費性能や走行距離、ライダーの運転スタイルによって左右されます。

たとえば通勤で毎日長距離を走る場合と、休日にツーリングを楽しむ場合とでは、同じバイクでも年間のガソリン代に大きな差が生まれることになります。

予期せぬ不具合や事故による出費

このほか、予期せぬ不具合や事故などによって大きく維持費が変わることもあります。

転倒や追突といった事故が発生すれば、修理費は数万円から場合によっては十数万円に及ぶこともありますし、任意保険の免責額や等級ダウンによる保険料の増額も考慮しなければなりません。

また、消耗品の劣化や不具合が出れば、タイヤ交換やブレーキパッド交換などで数千円から数万円単位の出費が定期的に発生します。

このように、車検や税金といった制度的に決まっている部分は排気量による差が明確ですが、任意保険や駐輪場、ガソリン代はライダーごとの状況によって変動が大きいのが実情です。

したがって、バイクを選ぶ際には制度面での維持費とあわせて、自分の使い方を想定した費用も考慮することが重要になります。

まとめ

このように、軽二輪と小型二輪には制度的な維持費の差がありますが、それ以上に乗り方や環境などによる維持費の変動もあります。

そのため、どちらの方が維持費が安いかは一概に言えませんが、軽二輪の方が制度的に維持費が安く済みやすいと考えられます。

一方、小型二輪バイクは、高速走行時の安定性や積載性、快適性に優れたモデルが多く、ツーリングや趣味としてのバイクライフを充実させたい人に適しています。

軽二輪と小型二輪のどちらを選ぶかは、コストを重視するのか、性能や乗り心地を重視するのかという、自分のバイクの使い方によって変わってきます。

経済性と利便性を取るか、快適性と走行性能を求めるか、そのバランスを見極めることが車種選びのポイントになるといえます。

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