新車購入時、他のメーカーのバイクでも下取りはしてもらえるの?
バイクの新車を購入する際にそれまで乗っていたバイクを下取りに出すことがありますが、そのメーカーのバイク以外でも買い取ってもらえるのでしょうか?
今回はメーカーにかかわらず下取りしてもらえるかどうかを解説します。
新車を買う場合、他メーカーでも下取りは可能
バイクの新車購入では初めてのバイク購入の他に乗り換えで購入する場合があり、乗り換えの場合には前のバイクを下取りに出すことがあります。
その際に新車のバイクと下取りに出すバイクのメーカーが違っても、基本的には下取りは可能です。
現在国内メーカーとしてはホンダ、スズキ、カワサキ、ヤマハの国内メーカー4社があり、その他に各種海外バイクメーカーの代理店もあります。
下取りはこれらバイクメーカーから新車を購入する際に不要になった前のバイクを買い取ってもらう制度で、下取りで得た利益を新車の購入代金から割り引いてもらう使い方が基本です。
下取りは普通にバイクを売却する場合と同じくどのメーカーのバイクでも売却でき、例えばホンダの新車を購入する際にスズキのバイクも下取りできます。
下取りには通常の買取と同じく見積もりによって査定額が決まりますので、バイクの年式や走行距離、車種によって下取り額が変動します。
もし新車購入によって古いバイクが不要になるのであれば、新車の見積もりをする際に下取りもおこないたい旨を店舗側に伝えるとよいでしょう。
下取りに出すメリット
バイクを下取りに出すメリットはなにより手間がかからない点にあり、新車購入と同じタイミングで売却ができます。
バイクを下取りに出さないとなると、新車購入の手続きとは別に前のバイクの売却手続きが必要です。買取業者を探した上で見積もり、書類の用意、バイクの輸送などをおこなうことになります。
ですがバイクの新車購入と合わせて下取りで売却する場合には、新車の見積もり段階で下取り車の見積もりができますので、買取に係る手間が大幅に軽減されます。
また買取に必要な書類は新車購入時の書類と合わせて使えるものもあるので、各種準備も少なくなります。
その他にはバイクメーカーが新車購入のサポートキャンペーンとして下取りを強化する場合があり、そのタイミングで新車購入を計画すればよりお得に下取りできるでしょう。
そしてバイクの輸送もとても楽であり、新車の輸送や引き渡しと下取りのタイミングを合わせれば、前のバイクと入れ替える形で引き取ってもらえます。
下取りをうまく活用すれば余計な手間は減りますし、下取り益によって新車バイクのローンが幾分軽減されるのもよいですね。
下取りされたバイクの行方
下取りでメーカーに引き取られたバイクはいくつかのルートを通して次の役割があるのですが、行方については同一メーカーかそうでないかで変わる点もあります。
基本的に下取りされたバイクはメーカーが中古車として販売して利益を得るのですが、販売ルートがいくつかあるのです。
業者オークション
まず新車のメーカーと下取りバイクのメーカーが違っている場合には、下取りバイクは業者オークションにかけられることが多いです。
業者オークションとはバイクの販売業者や中古車業者、輸出業者など専門業者のみのオークションのことで、ヤフオクやメルカリのような一般のオークションとは全く違うオークションです。
そこではさまざまなメーカーのバイクが大量に取引されており、メーカーが下取りしたバイクを売却するために活用されます。
下取りバイクはメーカーも状態もさまざまなので一般の中古車として売却するには手間も時間もかかるのですが、業者オークションにかければ短時間で利益にできるので、ほとんどの場合は業者オークションに送られます。
業者オークションで売却された下取りバイクは、それを買い取った中古車販売店などで整備、修理などをおこない、その後中古バイクとして店頭に並んだり、人気のある車種は海外に輸出されたりします。
認定中古車としての販売
下取りバイクが新車のメーカーと同一メーカーだった場合は、バイクの状態によっては認定中古車としてそのメーカーの中古販売ショップで販売されます。
認定中古車とはバイクメーカーが独自の基準によって認定した中古バイクのことで、認定中古車はメーカー自身が経営している中古車販売店やネット販売等で販売されますので、基本的に同じメーカーのバイクのみです。
認定中古車はメーカーの基準による状態の良い中古バイクとなっており、中古車購入を検討するユーザーにとってはクオリティの高いバイクを探せるサービスとなります。
下取りされて認定中古車になったバイクにはそのメーカーにて点検、整備がおこなわれ、バイクメーカーの確かな技術力によって良い状態に保たれます。
また認定中古車にはメーカー保証が付いている場合が多く、中古車であっても数万キロ保証や数ヶ月の保証が付くので安心して購入できます。
すべてのバイクが認定中古車になるわけではなく、古いバイクや走行距離の多いバイクは業者オークションなどに流れますが、認定中古車になるほど状態の良いバイクであれば下取り価格についても高めの金額が期待できます。
下取りでは査定額が高くなりにくいケースも
バイクの下取りは少ない手間で新車購入と前の車の売却ができる点で便利なのですが、一方で下取りにすると査定額が高くなりにくいデメリットも散見されます。
バイクを普通に売却する際には買取業者によって査定がおこなわれ、バイクの状態や車種、走行距離や年式、相場などさまざまな要素を勘案して買取金額が決まります。
その金額は買取業者が次に売却したときに利益を得られるものでもあり、買取業者としてもメリットのある価格が買取金額となります。
メーカーでの下取りであっても査定の考え方は変わらないのですが、バイクメーカーは中古車販売がメインではないため多くが業者オークション行きとなるため、どうしても査定金額が控えめになるのです。
また下取りのバイクは必ずしも高く売れる状態とは限らず、乗り換えになると年式の古いバイクや走行距離の多いバイクが増えますので、下取り金額は普通にバイクを売却するよりも安くなりがちです。
バイクを高く売りたいのであれば一般の買取業者に持ち込むほうが査定金額を高くしやすいですが、その手間がかからない下取りのメリットとどちらがよいかの比較になるでしょう。
高く売るならモトメガネ一括査定で!
バイクを下取りではなく通常の売却で高く売りたいのであれば、バイクの一括査定サービスであるモトメガネをおすすめします。
モトメガネの一括査定サービスはバイクの買取査定を全国の買取業者に一括で依頼することができ、その中から高額買取してくれる業者を見つけられます。
売りたいバイクの年式や車種、走行距離など基本的な情報を入力するだけで一括査定を開始でき、査定結果は高い金額を付けた数社のみが通知されるので数社とのみ取引すればよいのも便利です。
査定金額に満足がいけばその業者と連絡をおこない、最終的な現車確認や引取の段取りを整えて売却が完了します。
また査定金額が安いと思ったら途中で一括査定を中止もできますので、下取り金額との比較をおこないたいときにはまずモトメガネの一括査定サービスにかけてみると良いでしょう。
まとめ
バイクの下取りは新車購入時に少ない手間で前のバイクを手放せますので、スムーズにバイクの乗り換えをおこないたい人にはおすすめです。
下取りバイクが新車バイクのメーカーと違っても基本的には買い取りしてもらえますが、金額的には普通に売却した時より安めなことが多いです。
モトメガネの一括査定サービスを活用すれば妥当な買取金額を把握できますので、一度利用してみて下取りするかどうかの判断材料にするとよいでしょう。