バイクの売却、即日現金化することは可能?
バイクを売却するときには、いくつかの手続きを経てから手元に売却益が入るのですが、場合によってはすぐにでも現金化したいこともあるでしょう。
本記事では、バイクが即日現金化できるかどうかを解説します。
売却した後にお金が手に入る流れ
バイクの売却はディーラーや買取業者に引き取ってもらうのが一般的ですが、その際には次のような流れがあります。
バイクの売却を考えたときに最初におこなうことは買取業者などへの査定依頼で、バイクの売却額の見積もりを行うところから始まります。
最近では見積もりをインターネット経由で楽に行えるため多くの業者に一斉に査定を依頼することができるようになり、買取金額の高い業者に売却しやすくなりました。
ネットで売却額の見積もりと買取業者の選定が完了したら次は実際にバイクの状態確認となり、ディーラーや業者に持ち込むか、もしくは相手が出張買取といった形で自宅に趣き実車を確認して最終的な買取金額が決まります。
その後は書類の手続きなどを行ってから実際に売却完了となるのですが、売却益の受け取り方法については次のような2つの方法があります。
現金手渡しの場合
1つ目の方法は現金手渡しの場合で、この方法は買取方法のなかでももっとも単純明快なものです。
バイクの売却額が見積もりによって確認できたあとに実車の確認、そして最終的な金額の決定となるのですが、見積もり終了後の実車確認は業者や所有者の予定を調整して数日後ということになります。
また実車確認後に買取金額に不満があれば買取を中止することができる業者がほとんどであり、買取を了承したあとに書類を揃えて最終的にバイクの買取が行われます。
こういった手続きを踏むため見積もり開始から売却完了までにはには多少の時間が必要であり、書類の作成と譲渡手続きなどの完了によって売却金額が所有者に渡されます。
その際に現金手渡しを望んでいれば売却益をそのまま受け取ることもでき、数万円程度の売却益であれば大きな問題はなく受け取れることが多いです。
このようにバイクの売却にはいくつかのプロセスと日数が必要となりますので、現金手渡しといっても即日現金化というわけにはいかず、見積もり開始から即日現金化を狙う場合、こういったプロセスを短縮化した業者を選ぶ必要があります。
銀行振込の場合
もうひとつの売却金額の受け取り方法は銀行振込を行う方法で、バイクの売却プロセスとしてもっとも広く普及している方法でしょう。
銀行振込で売却額を受け取る際のプロセスは見積もり、実車確認、書類作成と手続きのところまでは共通ですが、売却が完了した後に手元に売却益が届くまで最短でも数日必要となります。
銀行振込の場合は業者の手続きや銀行内の手続きのために多少の時間が必要であり、多くの業者は4営業日が必要と定めているところが多いです。
4営業日といっても、銀行が休みとなる土日を挟めば6日〜7日程度の日数が必要となるため、最長で一週間程度だと見込んでおけばよいでしょう。
現金手渡しと異なり、お互いに数十万円にもなる現金の運搬リスクを取らずに済むので、期間に余裕がある場合は銀行振込がもっとも安心でしょう。
また前述の現金受け取りはあらかじめ買取業者にその希望を伝えておかなければなりませんが、銀行振込であればどの業者も事前の調整無く対応してくれます。
即日現金化の方法
今回のテーマであるバイク売却時の即日現金化については一般的な手続きでは時間的に不可能であり、即日現金化に対応した買取業者を選ぶ必要があります。
バイクの売却を即日現金化する場合には見積もりを行ったその場で現金手渡しによる売却となるのですが、それにはまず必要書類を見積もりより前にしっかり揃えておくことです。
書類に不備があると即日買取とはいかず後日の銀行振込となってしまいますので、手元に現金が届くのが結局遅くなってしまいます。
書類が揃っていればすぐにでも見積もり依頼を出せるのですが、即日買取、即日現金化を行っている業者は限られてきますのでネットなどで選定の上見積もりを依頼しましょう。
即日買取の場合見積もりと実車確認を同時に行うことになりますので、買取業者の店舗に持ち込む、もしくは相手が出張買取という形でバイクの状態確認を行います。
そして見積もりと買取金額が決定し、条件に了承できればその場で売却額を現金手渡しという形で即日現金化が出来ます。
ただし買取業者の中には即日現金化ができる上限を3万円と定めているところもあり、即日現金化をしたいがために買取金額が低めになってしまうこともあるでしょう。
またあまりに高額な金額になった場合には買い取りに来た業者の手元に現金がないこともありますし、金額が不足したときには不足分を後日振込という対応になります。
即日現金化はありがたいものではありますが、場合によっては多少不利な条件での買い取りになることがありますので注意は必要です。
全てのショップが現金手渡しに対応している訳ではない
バイクの売却時に現金手渡しで手続きが出来ると売る方としてはとても便利なのですが、現金手渡しが出来るショップは意外と少ないもの。
現金手渡しでバイクを売却したいときにはあらかじめ見積もりの時点で業者に希望を伝えておいたほうがよく、その時点で現金手渡しの手続きができるかどうかが把握できます。
現金手渡しで取引する場合には業者側にもまとまった金額の現金が必要となりますので、突然現金手渡しというわけにはいかないのです。
特に規模が小さなショップの場合には大手の業者に比べて手元資金の大小がありますので、銀行振込しかできない場合も多いでしょう。
もし現金手渡しでの売却や即日現金化をしたいときには買取業者の選定が第一であり、また見積もりや実車確認を行った結果現金手渡しが出来ないときには銀行振込に変更することになるでしょう。
バイクを手放すなら一括査定がおすすめ
バイクの売却をする際に見積もりを行うなら一括査定が便利であり、現金買取や即日現金化を行うのであれば可能な業者を選定するためにも一括査定が利用できます。
一括査定はバイクの買取金額を見積もる査定を複数の業者にまとめて依頼する方法で、ネット上の一括査定サイトなどを利用します。
一括査定サイトでは売りたいバイクの車種や年式、状態などを入力することで即座に見積もり依頼をすることができ、依頼する業者も10社〜20社まとめてとなります。
その中から買取金額の高い業者をスムーズに選定することができ、一括査定の際にコメントなどで現金買取、即日買取などができるかも聞いておくとその後の手続きがスムーズです。
一括査定である程度業者が絞れた後は実際の実車確認や買取金額の決定に進みますので、即日現金化ができる業者が見つかったときには書類などは事前に準備しておきましょう。
まとめ
バイクの売却においては売却益の受け取りは銀行振込が基本ですが、買取業者によっては現金手渡しでの取引が可能なところもあります。
ただし現金手渡しの場合には条件があったり金額によっては全額現金とはならないこともあり、銀行振込よりも不確実な面はあります。