バイクのオンライン査定、正確な買取価格に近づけるコツとは?
バイクのオンライン査定に臨む際に、オンラインでの査定額と現車を確認して最終的に決まる額の違いが気になったことがある人も多いでしょう。
本記事では、バイクのオンライン査定で正確な買取価格に近づけるコツについて解説していきます。
オンライン査定の仕組みとは
バイクのオンライン査定の仕組みは、次の流れでおこなわれます。
- オンライン上の入力フォームに指定項目について回答する
- 回答事項が業者専用のオークションシステムにアップされる
- 買取業者などが入札をおこなう
- 最高額入札業者・次点入札業者などの入札額が決まる
- 入札額がオンライン査定結果としてバイクオーナーに届く
以上が大まかな流れになり、バイクオーナーが出張買取などを希望するかを決めます。
オンライン査定では、基本的にこれまでの過去のバイクオークション相場・業者間取引相場・中古バイク市場相場などの情報をベースに、各業者が独自の査定額を出すものです。
バイクの相場価格は、1週間ごとにデータが更新されるシステムです。
【過去記事】買取一括査定については、こちらの記事も参考にしてください。
オンライン査定を利用するメリット
オンライン査定を利用するメリットは、複数の業者が参加するオークション方式で査定額が決まるため、特定の業者に査定を依頼する場合よりもより高い査定額を生む可能性が高くなることです。
また、バイクのオーナーは査定額に満足いかない場合はキャンセル料などもなく、断ることも可能で自宅からスマホなどで気軽に査定額が分かるところもメリットでしょう。
自宅・外出先などからでも、かんたんにオンライン査定ができるため時間・労力などがかかりません。
もしバイクの個人売買を検討している場合で、自分で売値を付けることが難しい場合は、買取価格を基準として個人売買の値段を決めれば、相場から大きく外れることなく取引ができるでしょう。
オンライン査定で注意したい点
オンライン査定で注意したい点は、次のとおりです。
まずオンライン査定の査定額はいくら情報をくわしく伝えても、あくまで概算であり、実際の査定額とギャップがある可能性があることです。そのためオンライン査定での査定額と実際に車両をみて判断した査定額が異なる可能性をなくすことはできません。
また、無料査定となっていても、いざ買取となると完全に無料ではなく、出張料・引き上げ料などの別料金が発生し、査定額から引かれる可能性もあるでしょう。
オンライン査定を利用するにあたって、査定額から引かれる費用が発生する可能性があるかを確認するためにも、どこまでが無料・どこからが有料サービスなどを事前に確認することが大事です。
またオンライン査定から買取を利用する場合、名義変更などの事務手続き費用もあるので、費用負担が・バイクのオーナーor業者になるのかも確認しておきましょう。
現地出張買取の場合は即日現金買取ができるかなど、買取がスピーディにおこなえるかも事前に確認しておくのも大事です。
さらに、買取業者がメジャーであっても、マイナーであっても、ネット上での公式HP上にある買取条件・第三者サイトなどのレビューなども利用前にチェックすると良いでしょう。
オンライン査定を利用するデメリット
オンライン査定を利用するデメリットは複数の業者から携帯などに電話が頻繁にかかってきて対応に手間がかかることです。
ある程度満足のいく査定額を提示されてから、話を進めるための電話なら良いでしょう。
しかし、査定額もイマイチなのにもかかわらず、業者からのしつこい営業電話などは迷惑ですよね。
また、オンライン査定を利用する際は氏名・生年月日・携帯番号・Eメールアドレスなどの個人情報を入力する必要があり、オンライン査定だけの利用でなく、いろんな業者間で営業リストとしての個人情報の共有などの可能性もあるでしょう。
オンライン査定を利用する際は個人情報の取り扱いについてなどの規約事項などが必ずあるので、長文でも確認して個人情報の流失などを防ぎましょう。
オンライン査定の入力項目
オンライン査定の入力項目は基本的にメーカー名・バイクのモデル名・年式・排気量・走行距離です。
その他、サイトによっては次のような入力項目があります。
車体番号・バイクの色・カスタムパーツor改造の有無(改造に使った部品・改造内容など)・整備記録・保管状況・立ちゴケを含む事故歴の有無(ダメージ箇所と損傷状況)
入力項目以外で伝えたい情報があれば、下記のとおり備考欄・その他などの入力項目に情報を追加しましょう。
もし情報追加できない場合は、業者のTEL連絡先などがあれば、口頭でも伝えた方が良いでしょう。
オンライン査定の備考欄に書くとよいこと
オンライン査定の指定入力項目以外の備考欄には次の表のとおり、ポイントごとに分けて書きましょう。
項目 | 記載内容 |
キズの有無 | 立ちゴケ・転倒などによるバーエンド・タンク・外装などの損傷状況 |
機関・構造上の問題 | エンジンかぶり気味・フロントフォークからのオイル漏れなど |
改造の有無 | 改造箇所・具体的なカスタム部品(ブランド・購入価格)など |
純正部品の有無 | 改造がある場合は純正部品(キズなどのコンディション)の有無 |
整備記録 | 整備記録簿の有無・定期点検・修理履歴など |
使用状況 | サーキットなどでの過酷な使用状況の有無・ツーリングor通勤メインなど |
保管状況 | バイクカバー使用有無・屋内or屋外(屋根付きor屋根なし)保管など |
車検・自賠責 | 残り期間があれば有効年月日など |
以上の項目について、くわしい情報を追加すれば、より正確な査定額の提示を受けることが可能です。
特に整備記録があれば、これまでの定期的なオイル交換などの消耗品交換などが適切なタイミングでおこなわれているかを客観的に証明する資料となり、バイクの価値を正確に評価するor高めることができます。
また、現地でバイクを確認する業者の査定士も事前情報が正確であれば、チェックもスムーズで、結果的に最終査定額を出すのも短時間でおこなえるでしょう。
オンライン査定で正確な買取価格に近づけるための5つのポイント
- 複数のオンライン査定を依頼して正確な買取価格を把握すること
- 改造箇所があれば、純正部品に戻すor純正部品を用意すること
- 高価買取が期待できる3月~5月連休前後に査定をすること
- 売ろうと思ったら、まず査定をしてみること
査定額はシーズンオフの冬などに落ちることもあるものの、タイミングを逃さないことが大事です。
- 査定士との買取値段の交渉は適度におさえること
改造点・破損・コンディションの説明などをくわしく説明するなどは必要ですが、「A社は〇万円を提示した」などのウソをついても、査定士は相場を熟知しているので、スグに見破られますので注意しましょう。
また度を過ぎた値段交渉は査定士の心象を悪くし、良い査定額も期待できないので値段交渉は適度におさえましょう。
まとめ
本記事ではバイクのオンライン査定、正確な買取価格に近づけるコツについて、オンライン査定の仕組みを理解したうえで、必須入力項目のほかにも伝える情報・5つのコツなどを紹介しました。
手軽に利用できるバイクのオンライン査定をうまく利用しながら、正確な買取価格に近づけていきましょう。