街乗りでの力強さとシャープな走りを両立 CBR250RR【バイク買取調査隊】
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はホンダの『CBR250RR』だ!!
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。
CBR250RR車種プロフィール
初代モデルの発売は2017年5月。ここで紹介するモデルは2018年11月に発売されたNEWカラー (マットガンパウダーブラックメタリック)仕様。その後2019年はABS装着車のみのラインナップ、2020年は28kWから30kWへと出力向上、そして2023年はカウル形状変更、30kWから31kWへと出力向上、フロントフォークにSFF-BPの採用などのマイナーチェンジを経て現在に至る。
ちなみに『CBR250RR』の名を冠した最初のバイクが登場したのは1990年3月。当時はレーサーレプリカ大ブームで、このバイクも耐久レーサーのようなフルカウル2眼ヘッドライト、極太バックボーン式アルミフレーム、極めつけは250ccながらDOHC水冷4気筒で20000回転まで達するエンジンを搭載していた。
バイクの特徴をざっくりチェック!
2017年に登場して以来、熟成を重ねてきた『CBR250RR』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
排気量250ccの並列水冷2気筒エンジンはDOHCを採用し、ボアΦ62.0mm、ストローク41.3mmのショートストローク設計を採用。街乗りでメインとなる低中回転域の力強さと、スーパースポーツらしい高回転域でのシャープな吹け上がりを高次元で両立させている。
マフラーはノーマルではスチール製のサイレンサー2本出しだが、このモデルはヨシムラ製のリプレイスマフラーに交換されている。
車体(フレーム)
フレームはシートレール一体型のスチール製だが、ツインスパーのトラスデザインがスーパースポーツっぽさを演出している。
足回り
前後ともにアルミ製のキャストホイールを採用。サイズはフロント、リアともに17インチ。タイヤサイズはフロント110/70-17、リア140/70-17をそれぞれ履く。サスペンションはフロントに倒立フロントフォークを、リアはリンク式のモノショック式をそれぞれ搭載する。
ハンドルまわり・灯火類
ヘッドライトはLEDを採用。内側2灯がロービーム、外側2灯がハイビームとなる。ポジショニングランプは「眉毛」の位置に別マウントされている。
ハンドルはセパレートタイプを採用。スロットルは電気信号で開度を伝達するスロットル・バイ・ワイヤを採用。左側スイッチボックスではコンフォート、スポーツ、スポーツ+の3段階から走行モードを選択できる。メーターはフルデジタルLCDメーターに燃料計、タコメーター、スピードメーター、オドメーター、時計などが表示される。
その他の装備&特徴
燃料タンク本体はスチール製だが、デザインのアクセントとして樹脂製のカバーが装着されており、容量14リットル。シートは意外とやわらかく、スーパースポーツと言えども座り心地は良い。タンデムシート下は車載工具やETCを搭載するスペースになっている。