50ccとは思えないラグジュアリーな装備 マグナフィフティ【バイク買取調査隊】
※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はホンダの『マグナフィフティ』だ!!
マグナフィフティの車種プロフィール
発売は1995年4月。前年6月に発売されて大人気を誇っていた250ccアメリカン『Vツインマグナ』のスタイルを継承した原付一種バイク。50ccらしからぬゆったりとしたロング&ローのライディングポジションに加え、質感の高い各部パーツによる造形美はVツインマグナ同様に人気を博し、原付ユーザーのみならず大型&中型免許所持者のセカンドバイクとしても大いに可愛いがられた。ここで紹介している車両はサードパーティによるパーツでチューニングされており、ワイルドな雰囲気がマシマシになった1台だ。
バイクの特徴をざっくりチェック!
50ccとは思えないラグジュアリーな装備がライダーをその気にさせる『マグナフィフティ』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
排気量50ccの空冷単気筒エンジンはOHCを採用。当時のC50スーパーカブと同系統のエンジンで、吸気はキャブレターを採用。ボアΦ39.0mm、ストローク41.4mmのロングストロークな設計で、スタート方式はセルスターター式で、キックペダルは搭載されていない。
ノーマルマフラーはVツインマグナ同様のクロームメッキ仕上げによるメガフォンタイプだが、スラッシュカットタイプのストレートマフラーでロング&ローな雰囲気をさらに強調している。
車体(フレーム)
フレームは鋼管ダブルクレードルフレームを採用して剛性も十分。燃料タンク容量も原付としては十分過ぎる8Lを確保している。
足回り
ホイールはフロントにアルミ製込むスターホイール、リアにクロームメッキ仕上げのディスクホイールを装備。タイヤサイズはフロントが80/100-16、リアが4.50-12と迫力十分。
サスペンションはフロントが正立テレスコピック、リアがオーソドックスなツインショックを採用。
ハンドルまわり・灯火類
ヘッドライトはノーマルでは30W/30Wクリプトンバルブを採用した、直径130mmのクロームメッキボディによるもの。写真の車両はサードパーティのライトステーを介してLEDバルブのヘッドライトと、ビキニカウルが装着されている。
ハンドル周りもアメリカンな雰囲気がプンプンで、トップブリッジにサイドスタンド灯、ウインカー灯、トランスミッションのニュートラル灯を装備。スピードメーターはタンク上にマウントされるが、この車両はTAKEGAWA製に交換されている。
その他の装備&特徴
シートは50ccなのでシングル仕様だが、座面はワイドでホールド性が高い。シートカウルを支持しているステーも、しっかりとクロームメッキ処理されている。左右ボックスとウインカーはサードパーティによるものだ。