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怒涛の加速がライダーを痺れさせるZ H2 SE【バイク買取調査隊】

Z H2 SEの車種プロフィール

Z H2が持つ圧倒的なパワーと優れたコントロール性という究極の両立を維持しながら、KECS(カワサキ電子制御サスペンション)を装備した「Z H2 SE」。スカイフックテクノロジーを実装する前後の電子制御サスペンションは、よりスムーズな乗り心地をもたらし、快適性と楽しさを向上させました。また、ブレンボのStylemaとマスターシリンダーを採用したフロントブレーキコンポーネントは、制動力とコントロール性をさらに向上させ、スーパーチャージドフラッグシップZの魅力をより高めています。

「Z H2 SE」は、カワサキのスポーツネイキッド・Zシリーズの最高峰モデルです。過給エンジンにより最高出力200馬力を誇り、怒涛の瞬発力を発揮する。スカイフックテクノロジーを実装する前後の電子制御サスペンションによりスムーズな乗り心地をもたらし、快適性と楽しさを向上させました。ハイパワーなマシンながら極低速域からフレンドリーな出力特性を発揮します。

バイクインプレ

今回試乗するカワサキZ H2 SE の外観・スペック装備などを確認します。全長×全幅× 全高は2,085ミリ×815ミリ×1,130ミリ。ホイールベース1,455ミリ、最低地上高は140ミリです。エンジン形式は水冷 4 ストロークフォーバルブ DOHCの並列4気筒。ボア&ストロークは76ミリ×5ミリ、総排気量998ccです。

車両の特徴

カワサキが誇るスーパーチャージャー(過給機)を搭載し、最高出力は200 馬力。1万1000回転。最大トルクは 137N·m/8500 回転です。スーパーチャージャーはエンジンのシリンダーが赤く塗装され、只者ではない雰囲気が漂っています。また、ヘッドライト横に大型の吸気ダクトが配置されており、走行中はスーパーチャージャー独特のサウンドが楽しめます。

車体は美しい塗装が施された鉄フレームを採用。フロントサスペンションは 43ミリ径のインナーチューブを持つ倒立タイプのテレスコピック、リアはニューユニットトラック方式を採用したスイングアーム式です。

前後ともに電子制御式を採用しており、走行モードに合わせたセッティングに変更可能です。「スーパーチャージャー付きのエンジンなど必要なのか」と考える方もいるかもしれませんが、価値を見いだす人が数多くいても不思議なことではありません。

足つき

シート高は830ミリと比較的高く、身長170センチメートルでも、ようやっとつま先が着く程度。ライダーの体格を選ぶかもしれません。

走り

このモデルの魅力は、なんといっても電子制御サスペンションに尽きます。特にレインモードで走っている時は「これが電子制御サスペンションの凄さなのか」と驚きました。ギャップが多いところでもタイヤが吸い付いたように路面を捉えてくれるなど、メカ制御されていないサスペンションとの違いを感じます。

ハンドルバーは自然な高さに設置され、無理のないライディングフォームを取ることができます。本日はすでに120キロメートルほど走っていますが、疲れはほとんど感じません。ロングツーリングにも十分適合すると思います。

平坦なエリアに入ってきたので、スロットルを開けてみたいと思います。ちょっとひねっただけで100キロメートルは超えてしまいます。スーパーチャージャーによる胸をすくような加速力は本当にすごい!

ギアを6速のまま、レインモードからスポーツモードにスイッチしました。さらにギアを4速まで落としてみます。加速が鋭く、ライダーが後ろにずれていくのが分かります。メーターパネルはTFT のカラー液晶が採用されています。

最後に気になった点です。カワサキのリッタークラス・スポーツバイク全般に言えることですが、重心が少し高く感じます。タンクの高さや、フレームの取り回しなど複数の要因があると思いますが、バイクが安定する速度域までは取り扱いは注意した方がいいでしょう。

200万円以上の価格なので、ヒーターグリップを標準装備していても良かったと思います。しかし、装備品や電子制御の数や充実度を考えると、200万円台の価格設定はお買い得だと思います。カワサキらしさを感じる所有欲求を満たしてくれる一台です。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。

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