国内ライディングにもピッタンコ! SPEED 400【バイク買取調査隊】
その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。
今回調査した車両はトライアンフの『SPEED 400』だ!!
SPEED 400の車種プロフィール
トライアンフらしさに満ちた美しいクラシックロードスターに仕上げられたSPEED 400。スリムな車体は上質なパーツで構成されている。無駄を削ぎ落としたカスタムスタイルと俊敏なハンドリング、優れたレスポンス、クラストップレベルの徹底した造り込みなど抜かりはない。初めて乗るライダーもトライアンフの魅力を堪能できるはずだ!
バイクの特徴をざっくりチェック!
普通自動二輪免許で乗れる『SPEED 400』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。
エンジン
トライアンフファンに新たな走りを届けるSPEED 400。完全新設計の燃料噴射式398cc単気筒エンジンは、モダンクラシックなスタイルと最新のエンジニアリングが融合。同クラスのライバル車を圧倒する40PS、37.5Nmを発揮し、独特な深みのあるエキゾーストノートを響かせる。
注目すべきは4バルブDOHCのシリンダーヘッドと、低速時のドライバビリティ向上のために重量とバランスを見直し、慣性力を最適化したクランクシャフトだろう。回転運動質量を抑えたフィンガーフォロワーとバルブトレーンの採用に加え、DLCコーティングで摩擦を軽減。エンジンのスムーズな回転を促進しつつ、圧倒的なパワーを制御する。
6速ギアボックスは軽快かつ正確なシフトチェンジを実現。ギアレシオは、エキサイティングでトルクリッチなエンジン特性を最大限に活かせるよう設定されている。
フレーム
公式ホームページには、ハイブリッドスパイン/ペリメーター、チューブラースチール、ボルトオン式リアサブフレームとある。
足回り
軽量な10本スポーク鋳造アルミニウムホイールに高級ブランドのタイヤを装着し、43mm径ビッグピストン倒立フォークとアジャスタブルリアショックアブソーバーを搭載。これにより扱いやすく機敏なハンドリングを実現している。ツインピストンラジアルブレーキとブレイドラインがブレーキレバーの快適な操作感と確かな制動力を実現する。ボッシュのABS技術がそれを支えている。
専用のシャシーとサスペンションにパンチのある単気筒エンジンという組み合わせは、控えめに言ってもパーフェクト。正確でダイナミックなロードスターの走りを実現している。最上級のブレーキ、最新のABSとトラクションコントロールも搭載し、ライダーに楽しく直感的な乗り味をもたらしてくれる。
トルクアシストクラッチはクラッチレバーを操作しやすくする便利なシステム。渋滞時やロングライドでライダーの疲労を軽減する。リアホイールのホッピングやロッキングを防止し、高性能と安全性を両立している。替式トラクションコントロールを採用し、荒れた路面を走行するときやライダーがトラクションコントロールの介入を望まないときには、ABSを解除することが可能。
ハンドルまわり・灯火類
メーターは現代的ですっきりとしたデュアルフォーマットを採用。ハンドルバーのスクロールボタンで直感的に操作可能だ。周囲の明るさに左右されないデザインのギアインジケーターによって、必要なデータが見やすく表示される。
ライトはすべてLED。高い機能性と安全性を確保しつつ、メンテナンスを最小限としている。リアライトは個性的なシグネチャーデザイン、ウインカーは現代的なスリムなデザインを採用。デザイン性の高さだけでなく、外部への視認性を高めている。
その他の装備&特徴
ライダーの利便性を高めるUSB Type-Cポートを装備。これによって運転中にスマホやナビの充電が可能だ。オプションのグリップヒーターを装着すれば、季節を気にせずSPEED 400を楽しむことができる。トップブランドのハイスペックな装備を搭載し、走る楽しさと安全性、そしてトライアンフのオーナーである喜びを最大限に高めてくれるモデルと言えるだろう。