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ライダーを非日常の世界にいざなう BMW R100GS パリ・ダカール【バイク買取調査隊】

BMW R100GS パリ・ダカールの車種プロフィール

1987年に登場したR100GSをベースに、長距離移動を目的とした「冒険仕様」モデルとして89年にデビュー。34Lの大型燃料タンク、走行風や悪天候からライダーを保護する大型のアジャスタブル・ウィンドスクリーンなどを備える。このほか、フロントフェアリングやエンジンを保護するガードを標準装備するなど、パリ・ダカール・マシンを造り上げるコンセプトから生まれたモデルで、現在のGSアドベンチャーの始祖ともいえる。

バイクインプレ

車両の特徴

現行のGSアドベンチャーと比較すると非常に軽量で、それが軽快なフットワークを生み出している。1993年のR100GS パリ・ダカールはわずか236kgしかなく、2023年式のR1250 GSアドベンチャーの268kgより30kg以上も軽量となっている(いずれも装備重量)。

BMWお得意の水平対向エンジンや、パラレバーリヤサスペンションを備え、ホイールサイズはフロント21インチ/リヤ17インチを採用している。

エンジン

980cc空冷2バルブOHV水平対向2気筒エンジンを搭載。最大出力は60psと控えめだが、エンジンから伝わる駆動力の質がよく、路面をがっちりグリップしてくれる。

また、現行のGSシリーズよりもエンジン搭載位置が低く、車体の低重心化に貢献。これにより、高速道路のレーンチェンジのようなフラつきやすいシチュエーションでも、ロードスポーツと同等の安定感をもたらしている。

走り

60psという最高出力は現行のアドベンチャーモデルに比べると見劣りするが、そのエンジンから伝えられる駆動力は高いトラクション性能を発揮し、荒れた路面でも安定した走りを見せる。

とくに路面の変化に強い。路面の温度が低い、荒れている、濡れているなどの悪条件であればあるほど、その優位性が際立つ。

タイヤが細いことも特長のひとつ。タイヤが細いため面圧が高く、すべりやすい状況でも路面に突き刺さるような明確なグリップ感を得られる。

アクセルを開けると、やみくもにパワーが立ち上がるのではなく、路面をガッチリととらえた上で力強く加速していく。ワインディングの切り返しでも路面をしっかりつかんでくれる。

フラットダートでは、エンジン搭載位置の低さと軽量な車体の恩恵を受けられる。雪・砂利・芝のように路面状況が刻々と変化するような場合でも車体が安定して、自由自在に走ることができる。

良好なトラクション性能のおかげでタイヤがしっかりとグリップするため、1000㏄近いビッグオフを楽しみながら乗れてしまう。それほどに車体の安定感は高い。この車両の人気の理由は、実際にオフロードを走ってみるとよくわかる。

査定士のコメント

モトメガネ編集部

アドベンチャーモデルの始祖であり、未だ人気の衰えないR100GSパリ・ダカール。今のアドベンチャーモデルと比べてひとまわり以上コンパクトで、思いのほか取り回しやすく乗りやすいことに驚く。人気モデルだけにコンディションさえよければ、かなりの高価格を望める。現在所有しているユーザーは大切に乗って、次の世代へ繋げてほしいヘリテイジモデルだ。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります

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