
バイクを売却する時の「ドナドナ」ってどういう意味?
大事なバイクを手放すときにはなんともいえない気持ちになるものですが、その気持ちを表すときに「ドナドナ」という言葉が使われることがあります。
今回はドナドナの語源や意味についてご紹介します。
意外と使われがちなバイク用語「ドナドナ」の意味

「ドナドナ」という言葉はバイクを手放したり売却したりするときに使われがちですが、実は元はバイク用語ではなく童謡なのです。
ドナドナという曲は小学校などで歌われることの多い童謡の一つで、少し暗めの曲調の曲です。
ドナドナの1番の歌詞は次の通りであり、この情景がバイクを手放すことにどこか似ているのです
”ある晴れた昼下がり 市場へ続く道
荷馬車がゴトゴト 子牛を乗せて行く
かわいい子牛 売られてゆくよ
悲しそうな瞳で見ているよ
ドナドナドナドナ 子牛を乗せて
ドナドナドナドナ 荷馬車が揺れる ”
なおドナドナには2番もあるのですが、もっぱら情景として想起されるのは1番です。
もともとは東欧の民謡だった
ドナドナは日本語の歌詞で歌われているので日本の曲と思いがちですが、実は原曲は中東欧の歌です。
ドナドナが生まれたのは1938年で、作曲したのはウクライナ生まれのユダヤ系アメリカ人「ショロム・セクンダ」、作詞はベラルーシ系のユダヤ系「アーロン・ゼイトリン」です。
原曲版の歌詞にはロープに繋がれた哀れな子牛と自由に空を飛び回るツバメの対比が描かれていますが、日本語の歌詞では1番、2番に分けてその情景を簡単な言葉で表現しています。
日本語版は1960年代にいくつかの日本のコーラスグループが歌いましたが、最も有名になったのはNHK「みんなの歌」で歌われたバージョンで、これをきっかけに子供世代に広がりました。
それ以降、子供向けの童謡の定番曲として定着しています。
なおドナドナはその歌詞から当時の戦争を比喩したものとも言われますが、作曲された年代に微妙な矛盾があるため諸説あります。
ドナドナという言葉が使われるシーン

では次に「ドナドナ」がバイクについてのどのようなシーンで使われるかを解説します。
故障したバイクがレッカーされる時
バイクは故障したときには修理工場まで輸送しなければなりませんが、その情景がドナドナのようだと言われることは多いです。
ドナドナには子牛が馬車に乗せられて連れ去られる光景が描かれていますが、バイクの修理をするときにトラックに乗せていく光景がドナドナを想起させるのです。
またバイクが車と違って手で押してトラックに乗せられるのもどこか牛を連れていく光景に似ているので、昔ドナドナを歌ったことのある人はなんとなくイメージが付くでしょう。
もちろん修理が終わればバイクが戻ってくるので厳密にはドナドナのような悲しい結果にはならないのですが、普段から相棒として隣りにいたバイクが遠くに連れ去られる光景は物悲しいものです。
バイクを手放す際に引き取られていく時
もう一つドナドナを想起させるシーンとしてはバイクを手放す際であり、まさにドナドナの物悲しさを思い出すシーンです。
バイクを手放すシーンには主に2つあり、一つはバイクを売却したことで手元から離れるときです。
バイクを売却するときは別のバイクへの乗り換えもあるのですが、生活の変化や状況によってバイクに乗らなくなったために売却することもあります。
前者であれば手元にバイクがないのは次のバイクが届くまでなのでそこまで寂しくないですが、後者の場合には相棒のバイクがいなくなってしまうのでドナドナのような寂しさを感じてしまう人は多いでしょう。
さらに寂しさを感じるシーンとしてはバイクを事故などで失ってしまったときで、大規模な破損によって廃車にせざるを得ないときには廃品業者などに引き取っていかれます。
バイクの売却であれば次のユーザーに渡ることを考えると少しは救いがありますが、廃車となるとバイク自体が失われてしまうのでなんとも言えない虚しさがあります。
バイクという乗り物は自動車に比べるといろいろな状況で手放さざるを得ないシーンが出てきます。
運ばれる見た目が牛を荷馬車に乗せていくようにも感じるので、ドナドナという用語が使われやすいのでしょう。
大切なバイクを手放す際は買取店選びが重要

バイクをドナドナされるシーンはどんな状況でも一抹の寂しさを感じざるを得ませんが、手放す際の買取店選びをしっかりおこなうと少しは救われるものです。
バイクを手放す際には譲渡、売却、廃棄の3つの方法がありますが、長年馴染んできたバイクにはその後も活躍して欲しいと思うのがライダーの自然な感情でしょう。
譲渡であれば次のユーザーに託すことができるので寂しさは少なく、また通常の売却でもバイク販売店を介して将来的には乗り手が見つかることに期待できます。
しかし廃棄となると通常はスクラップになってしまいもはやバイクとしての役割がなくなってしまうので、故障したバイクや修理の難しい状態まで破損したバイクを手放すときにはドナドナの情景を強く感じます。
しかし、近年はバイクの状態に関係なく買取をおこなう業者が増えてきており、状態が悪かったり大幅に破損したバイクにも役割を見出してくれます。
専門業者はストックしているパーツを使って大幅な修理をおこなって再生、販売をおこなうこともできますし、修理不能なバイクについても取り外した一部のパーツが別のバイクに活かされることもあるでしょう。
バイクを手放すときにはこういった先々まで活かしてくれる業者を選定することで、ドナドナの虚しさが幾分救われます。
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買取金額に納得がいけばその業者とのみ取引をおこない、最終的な取引金額の決定やバイク本体の引取連絡をおこなって取引完了となります。
高額買取をしてくれるということはその後にバイクをしっかり役立ててくれる業者ですので、ドナドナの悲しさをやわらげるのにモトメガネは役立つでしょう。
まとめ
バイクを手放すときに度々言われることのある「ドナドナ」は、バイクが運ばれていく悲しい情景を童謡ドナドナの歌詞になぞらえたものです。
バイクに乗っているとさまざまな理由から手放さなければならなくなりますが、買取業者をうまく選定することで少しでも物悲しさを減らすことができます。
モトメガネの一括査定サービスが買取業者の選定には非常に便利なため、一度利用することをおすすめします。