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買取・売却

バイクの査定に響かないステッカーのはがし方とはがさない方がよいステッカー

ツーリングの記念や個性を表現する手段として、バイクにステッカーを貼っているライダーも少なくありません。

中には、売却や査定時に査定額が下がるのをおそれてはがそうと考える人もいるのではないでしょうか。

実は、ステッカーのはがし方を間違えると塗装面にダメージを与えてしまい、はがす前より査定にマイナスになるおそれがあるとされています。

では、査定に響かないようにステッカーをはがすにはどのような方法を講じればよいのでしょうか。

ステッカーをはがすには、はがし液やドライヤーが有効

バイクのカスタムとして定番のひとつが、好きなステッカーを貼ることです。
ツーリングの記念や趣味の表現として楽しんでいる人も多いでしょう。

しかし、いざバイクを手放すことになったとき、「このステッカー、査定に響かないかな?」と気になることもあるかもしれません。

そんなときに考えるのが、ステッカーをきれいにはがしてから査定に出すという方法です。

では、バイクの塗装を傷つけず、糊残りも少なくステッカーをはがすにはどうすればよいのでしょうか。

一般的なはがし方

ステッカーをはがす際は、できるだけ塗装面を傷つけず、糊残りも抑えることが大切です。

その方法としては一般的に、市販のステッカーはがし液を使う方法が挙げられます。

これにより粘着剤が柔らかくなり、スムーズにはがせる可能性が高まるといいます。

さらに、ドライヤーやヒートガンでステッカーを温めることで、粘着力を弱めるという手段も有効です。

温めることでステッカーが柔らかくなり、端からゆっくりとはがすことで塗装を傷めずに除去できる場合があります。

ただし、温度が高すぎると塗装が変色したり、表面にダメージが残るリスクもあるため注意が必要なようです。

また、特に長期間貼られていたステッカーでは、紫外線などの影響で塗装面に色ムラが残ることもあり得ます。

そのため、作業は丁寧に、少しずつ状態を確認しながら進めることがポイントです。

はがし液やドライヤーを使う際に気を付けたいこと

はがし液やドライヤーはステッカーをはがす方法として一見便利に思えます。

しかし、使い方を誤ると逆効果になる場合もあるようです。

ステッカーはがし液は、塗装に適さないタイプのものを使用すると、表面にシミやくすみを残してしまうことがあります。

とくに、カスタムペイントや経年劣化した塗装面では、薬剤との相性を慎重に見極める必要があるといいます。

加えて、ドライヤーやヒートガンは温度の調整が難しく、加熱しすぎると塗装の劣化や変色の原因になることもあります。

自分でステッカーをはがす際にはこのようなリスクがあるため、自分で作業するのに抵抗がある人もいるかもしれません。

自分での作業が不安な場合は、ステッカーを付けたバイクをそのまま査定に出すのが無難だといわれています。

整備工場などに持ち込むことでステッカーをはがしてくれることもありますが、ステッカーをはがしたことによる査定額の上昇が工賃を上回るかどうかはっきりしない場合が多いです。

そのため、整備工場にステッカーはがしを依頼するより、ステッカーをはがさずにバイクを査定に出す方がよいかもしれません。

バイクのステッカーには、はがさないほうがよいものもある

このように、バイクのステッカーをはがすにはいくつかの手段が考えられます。

そして、はがす工程では注意すべき点もいくつか存在します。

そのうえで注意したいのは、バイクのステッカーの中には、はがさない方が好都合なものもあることです。

中には、安全性や識別性を高める目的で取り付けられているものもあり、そうしたステッカーははがさずに残しておいた方がよい場合があります。

では、はがさない方がよいステッカーとはどのようなものなのでしょうか。

注意のためのステッカー

バイクに貼られたステッカーの中には、単なる装飾ではなく、注意事項や管理状態を示す役割を担っているものもあります。

たとえば、部品の交換日時を示すステッカーや、装備の取り扱いの注意事項を示したステッカーなどがこれにあたります。

こうしたステッカーをはがしてしまうことは、かえってバイクの管理状態に不安を与えてしまう可能性があるため、必ずしもプラスにはならないことがあります。

とくに、バイクを売却するときは、次のオーナーが適切にバイクを管理できるように、注意などが記されたステッカーは残しておくほうが無難です。

原付二種であることを示すマーク

このほか、特に原付二種のスクーターやバイクには、後部の泥除け部分に三角形の反射材ステッカーが貼られていることがあります。

この三角マークは、法的に装着義務があるものではなく、メーカーが自主的に取り付けているものです。

オーナーの中には、三角マークがデザインに悪影響を与えていると考える人がいるかもしれませんが、実は三角マークには実用的な意味があります。

たとえば、三角マークを貼付することで、自車が原付二種であり、二段階右折など、原付一種で義務付けられている行為を遵守する必要がないことをアピールできます。

原付一種と原付二種では走行上のルールに違いがあり、原付一種には時速30km/h制限や二段階右折が義務付けられていますが、原付二種にはこの義務がありません。

しかし、原付一種と原付二種はナンバープレートの色(白・黄色・ピンク)で識別できますが、外観上の区別がしづらいこともあり、光の反射や走行中の角度によって判別が難しい場面もあります。

そのため、原付二種を原付一種と間違えて警察が取り締まろうとすることも考えられます。

そのような場合、三角マークが貼付されていれば、視認性が高まり、警察官や他のドライバーにも原付二種であることを迅速に伝える助けになります。

そのため、三角マークは見た目の好みではがしても違反にはならないものの、識別性やトラブル回避という観点から、残しておいた方が望ましいと言えるでしょう。

また、同じような役割を持つ原付二種のフロントフェンダーの白線も、同様にはがすべきではないといえます。

ステッカーをはがすかどうかを判断する際には、その内容と役割に注目し、無理に除去しないという選択肢も視野に入れることが大切です。

まとめ

バイクに貼られたステッカーは、見た目や個性を反映する大切な要素である一方、査定時には慎重な判断が求められる対象でもあります。

ステッカーをはがす際には、専用のはがし液やドライヤーなどを使う方法が一般的ですが、塗装へのダメージや色ムラといったリスクもあるため、十分に注意して作業をおこなう必要があります。

また、注意喚起の表示や原付二種を示す三角マークのように、貼ったままのほうがバイクの価値や識別性に寄与するステッカーも存在します。

ステッカーをはがすかどうかの判断を、そのステッカーをはがすべきか、また自力ではがせるかどうかを事前に確認して行うことがトラブルを避けるポイントといえます。

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