原付バイクの買取はどこがいいの?平均相場と高く売る4つのコツも紹介!
バイクの売却を検討する際、メーカーや車種、カスタムの有無、さらには走行距離が査定価格にどのように影響するのかを知ることは重要です。
特に国産バイクは信頼性や耐久性が高く、多くのバイク買取会社で高値が期待できる傾向にあります。
当記事では、安心してバイクを売却するための流れや、査定額に影響を与えるポイントについて詳しく解説します。
また、買取相場の一覧データをもとに、人気のある車種やカスタムバイクの選択肢についても触れます。
これを参考に、あなたのバイクがどのような価格で売却できるのか、ぜひ確認してみてください。
50cc以上のバイク買取については、こちらを参照下さい「バイク買取で高く売るならどこがいい?おすすめのお店や一括査定比較サイト紹介」
【人気車種別】原付バイクの買取相場
原付バイクは保有台数が多い一方で、電動アシスト自転車に代替されるなどの影響によってニーズは減少傾向にあります。しかし、車両の状態が非常によく、人気車種の原付バイクであれば高く売れる可能性は十分にあるでしょう。
ここからは、原付バイクの人気車種を6つ挙げて、それぞれの買取相場を解説します。
ヤマハ・ビーノの買取相場
ヤマハ・ビーノは、レトロさを感じられるデザインが人気を集めていて、ヤマハ発動機の定番モデルと言えます。最新モデルのエンジン種類は水冷4ストロークSOHC単気筒で、総排気量は49ccです。燃費は80.0km/L(定地燃費値)となっています。
2024年6月時点におけるヤマハ・ビーノの買取相場は「約0.5万~12.5万円」です。1997年の発売以来、ヤマハ・ビーノは数度のモデルチェンジを経ていて、最新モデルのAY02型が高価買取されやすい傾向にあります。
ヤマハ・ジョグの買取相場
ヤマハ・ジョグは、スタイリッシュなデザインが魅力の原付バイクです。ヤマハ・ジョグには、アイドリングストップ機能やシート・エンブレムの高級感が付与された「ジョグ デラックス」という上位機種も存在します。最新モデルのエンジン種類は水冷4ストロークSOHC単気筒で、総排気量は49cc、燃費は80.0km/L(定地燃費値)です。
2024年6月時点におけるヤマハ・ジョグの買取相場は「約0.5万~9万円」となっています。ヤマハ・ジョグも数度のモデルチェンジが行われていて、高価買取されやすいのは最新モデルのAY01型です。
ホンダ・スーパーカブ50の買取相場
ホンダ・スーパーカブ50は、丸目ヘッドライトが印象的な原付バイクです。全体的にやわらかさが感じられるデザインに多くのファンが付いています。最新モデルのエンジン種類は空冷4ストロークOHC単気筒で、総排気量は49ccです。燃費は105.0km/L(定地燃費値)で、燃費のよさも魅力と言えます。
2024年6月時点におけるホンダ・スーパーカブ50の買取相場は「約0.5万~15万円」です。最新モデルのAA09型は特に高価買取されやすい傾向にあります。
ホンダ・ジョルノの買取相場
ホンダ・ジョルノは、1990年代にレトロスクーターとして登場し、2011年にラインナップが復活した原付バイクです。フロントマスクの大きめな丸型ヘッドライトと、全体的に曲線で構成されたデザインが特徴となっています。最新モデルのエンジン種類は水冷4ストロークOHC単気筒で、総排気量は49ccです。燃費は80.0km/L(定地燃費値)となっています。
2024年6月時点におけるホンダ・ジョルノの買取相場は「約1万~9万円」です。ホンダ・ジョルノはAF77型・AF70型・AF24型の3モデルがあり、中でも最新モデルのAF77型が高価買取されやすくなっています。
スズキ・レッツの買取相場
スズキ・レッツは1996年の販売開始からさまざまなバージョンが登場し、2014年末に再びモデル名をレッツに戻して販売されています。スズキが販売するベーシックな原付バイクであり、使いやすさにこだわった各種機能が人気を集めています。最新モデルのエンジン種類は空冷4ストロークSOHC単気筒で、総排気量は49ccです。燃費は66.0km/L(定地燃費値)となっています。
2024年6月時点におけるスズキ・レッツの買取相場は「約0.6万~8万円」です。最新モデルであるCA4AA型が高価買取される傾向があります。
スズキ・アドレスV50の買取相場
スズキ・アドレスV50は、スポーティーなデザインと使いやすい機能が魅力の原付バイクです。低中速域での走行性能が向上していて、通勤や通学に適しています。最新モデルはエンジン種類が空冷4ストロークSOHC単気筒であり、総排気量は49cc、燃費は66.0km/L(定地燃費値)です。
2024年6月時点におけるスズキ・アドレスV50の買取相場は「約0.5万~8.7万円」です。スズキ・アドレスV50はさまざまなモデルが登場していて、2015年以降のCA4BA型が高価買取されやすくなっています。
原付バイクの買取価格を上げる4つのコツ
原付バイクは、そのまま査定に出すだけでは高価買取につながりにくいと言えます。所有している原付バイクをなるべく高く買取してもらいたい方は、以下で紹介する4つのコツを押さえましょう。
春や夏が来る前に売る
原付バイクの買取価格は市場の需要と関係していて、特に春~夏のバイクシーズンには買取価格が上がる傾向にあります。買取店は需要が高まる時期の前に在庫を増やそうとするため、春や夏が来る前に原付バイクを売却すると高価買取が期待できるでしょう。
特に春は新生活シーズンであり、通勤・通学に使用できる原付バイクの需要が高くなります。春の需要増加による高価買取を狙いたい場合は、2月~3月初めまでに売ることを考えるとよいでしょう。3月末や4月になると新生活準備のためにバイクを購入する方が少なくなり、買取店でも在庫が多くなる可能性があることから、買取価格が下がる場合が多くなります。
査定前に洗車やメンテナンスを行う
中古の原付バイクは車両が綺麗で、かつ問題なく走行できる状態のほうが高価買取が期待できます。車両の状態をよくするために、査定前には洗車やメンテナンスを行いましょう。
洗車の際は鍵穴やマフラーエンドなどにテーピングをして、上から下へと順番に洗います。普段使いしている車両の場合は、スイングアームやブレーキキャリパーなど汚れやすい足回りをよく洗うことが大切です。
メンテナンスについては、エンジンオイルやバッテリー、タイヤの空気圧をチェックしましょう。なお、本体に傷・サビや凹みがあっても特に修理する必要はありません。補修作業でかえって本体を傷付けるリスクがあるだけでなく、補修費用分が買取価格に反映されるとは限らないためです。
一括査定に出す
原付バイクの買取依頼をするときは、1社のみに査定申し込みをするのではなく、複数社に査定してもらう一括査定を利用しましょう。一括査定に出すと、原付バイクの車種や状態に応じて各買取店がさまざまな査定額を提示します。査定額を簡単に比較できて、満足できる買取につながる点が一括査定のメリットです。
また、一括査定サービスに登録している買取店は、ほとんどが出張買取に対応しています。出張買取は店舗に原付バイクを持っていく手間がなく、買取手続きを簡単に進められる方法です。
原付バイクの状態を正直に伝える
買取査定時には、原付バイクの状態を査定スタッフへと正直に伝えることが大切です。買取店の査定スタッフは査定のプロであり、原付バイクの状態をよくチェックした上で査定額を決定します。査定額を少しでも高くしようとして、原付バイクの状態が良好なように見せても、査定スタッフはすぐに見破ります。隠し事をしていたことで「他にも問題があるのではないか」とチェックの目が厳しくなり、査定額にも悪影響が及ぶかもしれません。
たとえば、エンジン周りに不調があったり、事故歴があったりする場合でも、原付バイクの状態は正直に伝えてください。査定スタッフは伝えられた状態を踏まえて査定を行い、適切な価格を提示してくれます。
必要な書類を揃える
査定時に必要な書類を事前に用意しておくと、スムーズな取引が可能になります。以下は原付を売却する際に必要な主な書類です。
- 標識交付証明書
ナンバーを取得した際に発行される書類で、「このバイクは自分のもの」という証明になります。 - 自賠責保険証明書
有効期間内であればプラス査定になることもあります。
これらの書類を紛失している場合でも、役所や保険会社で再発行が可能です。詳しくは後述の「書類がない場合の対処法」をご覧ください。
カギや付属品も用意する
バイクのカギやスペアキーが揃っていると査定額が上がる可能性があります。カスタムパーツや純正部品も一緒に渡すと評価がプラスされる場合があります。
4. 書類がない場合の対処法
原付を売却する際に必要な書類を紛失している場合でも、以下の方法で対応可能です。
標識交付証明書がない場合
役所で再発行が可能です。ただし、業者によっては標識交付証明書がなくても買取を受け付ける場合があります。一度業者に相談してみると良いでしょう。
自賠責保険証明書がない場合
保険会社で再発行が可能です。ただし、自賠責が切れている場合や証明書がない場合でも買取できるケースがほとんどです。
どちらの書類もない場合
軽自動車税納税通知書や防犯登録票など、原付が自分のものであることを証明できる書類を用意する必要があります。それでも難しい場合は、役所で必要な手続きを行いましょう。
5. カギがない場合はどうする?
原付のカギを紛失してしまった場合、以下の方法で対応可能です。
- カギを作成してから売却する
買取額がカギ作成料を上回る場合、カギを作成することで高額買取につながります。 - カギなしで売却する
カギ作成料が買取額を下回る場合、そのまま業者に引き渡して買取を依頼するのが良いでしょう。
まとめ
原付バイクの人気車種には、ビーノ・ジョグ・スーパーカブ50・ジョルノ・レッツ・アドレスV50などが挙げられます。これら人気車種の買取相場は「約0.5万~15万円」で、新しいモデルが高価買取されやすい傾向にあります。
中古の原付バイクを少しでも高く売りたいときは、2月~3月初めまでに売ることを念頭に置いて、あらかじめ洗車やメンテナンスを行っておきましょう。査定時は、バイクの状態を正しく伝えることも大切です。一括査定で複数社の査定額を比較検討した上で、高値を付けてくれた買取業者を選ぶとよいでしょう。