バイクは下取りしてもらうとよい?買取との違いやメリットも解説
乗っているバイクの調子が悪くなったり、新車種のバイクに乗り換えたくなったりしたとき、現在所有しているバイクを買取に出すか下取りに出すか迷う方もいるでしょう。
バイクを下取りに出すメリットには、現金化する手間が省けるといったものがありますが、一方で低い査定金額を提示されてしまうデメリットもあります。
当記事では、バイクの下取りと買取の違いを解説した上で、下取りに出すメリット・デメリットを解説します。下取りと買取どちらがよいのか判断するポイントについても解説しているため、ぜひバイクを買い替える際の参考にしてください。
目次
バイクの下取りとは?
バイク下取りとは、新しいバイクを購入する際に現在所有しているバイクを販売店に引き取ってもらうサービスです。同じお店でバイクを購入する場合に利用できる方法で、下取り額は新車や中古車の購入価格から差し引く形で反映されます。
バイクを下取りに出す際の大まかな流れは、以下の通りです。
【下取りの流れ】
1 | 購入したいバイクを決める |
---|---|
2 | 下取りに出すバイクを査定してもらう |
3 | 査定額を含めた新しいバイクの見積もりを確認する |
4 | 商談が成立する |
下取りを利用する場合、まずは次に乗りたいバイクを選んでから現在所有するバイクの下取り査定を受けます。下取り額は、新しいバイクの購入見積もりに含まれる形で提示されるのが一般的です。商談が成立すれば、古いバイクと交換に新しいバイクを受け取ります。
下取り額は、バイクメーカーや車種、状態で変化します。お店によっても査定基準や見積もりの方法が異なるため、詳細は販売店への確認が大切です。また、査定額に不満がある場合は、他の販売店での査定を検討するといった別の売却方法を考えてもよいでしょう。
バイクの下取りと買取の違い
バイクを手放す方法には、下取り以外にも買取という方法があります。下取りは新しいバイクの購入費用の一部として利用するのに対し、買取は売却して得たお金を自由に使えるのが大きな違いです。
下取りは新しいバイクを購入する際に今乗っているバイクを売り、その販売金額を新車の購入費用から差し引く形で相殺します。下取りは新しいバイクの購入が必須で、売却したバイクの査定金額を新車購入の代金に充てるため、代金を直接手にすることはまずありません。
一方、買取の場合は査定価格に納得してその場で売却が成立したら、「現金をその場で受け取る」「後日銀行振込で受け取る」のいずれかになります。買取で支払われた現金は、次のバイク購入の資金にするのも、他の用途に使うのも自由です。
バイクを下取りに出すメリット・デメリット
新しいバイクの購入を検討している方にとって、下取りは便利な選択肢の1つです。しかし、バイクの下取りにはメリットだけでなくデメリットもあり、必ずしも最良の選択になるとは限りません。
ここでは、下取りに出す場合のメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
下取りのメリット
バイクを下取りに出す場合の主なメリットは、以下の4つです。
・現金化の手間がない
下取りは新しいバイクの購入と古いバイクの売却を同じ場所で行うことができ、別途バイクを現金化する手間が省けます。手続きも簡単で、一連の流れがスムーズに進むため、忙しい方や手間をかけたくない方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
・乗り換えの日まで前のバイクに乗り続けられる
下取りでは、古いバイクの引き渡しと新しいバイクの納車を同日に行えるのが一般的です。そのため、乗り換えるまでの間、足がなくなる心配がありません。通勤通学などでバイクを日常的に利用している方にとって、特に便利な点です。
・ローンの相殺が可能なことがある
下取りバイクにローン残債がある場合、お店によっては下取り価格とローン残債の相殺が可能な場合があります。例えば、ローンの残債が10万円で、下取り価格が30万円だった場合です。まずは10万円分でローンを完済し、残りの20万円を購入金額から差し引ければ、ローンを複数抱えずに新しいバイクへ乗り換えられます。
・下取りキャンペーンにより特典が得られることがある
バイク販売店では、下取りの促進を狙ったキャンペーンを行うケースがあります。特典として商品券がもらえたり、新車購入時に割引が適用されたりといったキャンペーンが代表的です。また、通常の査定額より高価で下取りしてもらえることもあります。
以上のメリットに魅力を感じるのであれば、下取りは新しいバイクへ乗り換える際の便利でお得な選択肢と言えるでしょう。
下取りのデメリット
バイクを下取りに出す場合の主なデメリットは、以下の3つです。
・査定金額が低い
下取りの査定金額は、買取相場と比較して低い傾向にあります。これは、販売店が在庫リスクを負うためで、再販に至るまでのコストを考慮した結果です。もっとも高い価格でバイクを売りたい場合は、下取りよりも買取のほうが適しているかもしれません。
・クーリングオフができない
下取り契約は店舗で行われるため、クーリングオフ制度の対象外です。クーリングオフ制度は、訪問販売などの特定の条件下での契約にのみ適用されるため、一旦下取りの契約を結んでしまうと簡単に撤回できません。契約内容を十分に検討し、納得した上で進めることが重要です。
・バイクによっては下取りしてもらえない
改造が過度に行われているカスタムバイクや、車両コンディションが極端に悪いバイクは、下取りを拒否されることがあります。販売店は下取りしたバイクを再販するため、販売が難しいバイクは敬遠されがちです。一般的な需要の少ないバイクを所有している場合は、他の売却方法を検討する必要があります。
以上のデメリットを踏まえて、下取りが適切か否かを判断しましょう。
バイクは下取りと買取とどちらがいい?
新しいバイクを購入する際には、古いバイクをどのように処分するかが重要なポイントです。個々の状況によっても、下取りと買取のどちらが最適な選択肢となるかは異なります。
ここでは、下取りを選ぶべきケースと買取を選ぶべきケースをそれぞれ解説します。
下取りに出したほうがよいケース
以下のような状況の方には、下取りサービスが適していると言えるでしょう。
- 手間を省きたい
- 乗り換えの期間中もバイクに乗りたい
- 新しいバイクがすでに決まっている
下取りは売却と新車購入の手続きが1か所で済み、買取に比べて手間がかかりません。また、下取りは新しいバイクの納車日まで現在のバイクを利用できるため、バイクに乗れない期間があると困る方には便利です。特に、新しいバイクの種類や購入する販売店がすでに決まっている場合は、下取りを通じてスムーズに乗り換えられるでしょう。
また、過去に利用したことのある販売店なら、よりよい条件で下取りしてもらえるケースもあります。このように、下取りは「簡単・確実」に乗り換えたい方に最適な選択肢です。
買取を依頼したほうがよいケース
以下のような状況の方には、買取サービスが適していると言えるでしょう。
- 高値で売りたい
- 今のバイクを手放したい
- 下取り不可コンディションのバイクを売りたい
- 出張査定や出張買取を利用したい
買取は、今所有しているバイクをできるだけ高額で売却したい場合に適した方法です。専門の買取業者は市場価値を元に買取査定を行うため、下取りに比べて高価買取が期待できます。
今のバイクを手放すだけで新しいバイクの購入を考えていない方や、買い替えの予定がまだ決まっていない方にも向いた方法です。さらに、特殊な改造バイクの場合や状態が悪い場合など、下取り対応不可の車両でも、買取業者では値段がつく可能性があります。
また、下取りと買取の両方を同時に進めるのもおすすめです。複数のバイク買取業者から見積もりを取りつつ、新車の購入を考えている店で下取りの見積もりも依頼します。その後、提示された買取金額を比較し、より条件のよい方を選びましょう。少し手間と時間がかかる方法ですが、最終的にお得な選択をするのに役立ちます。
まとめ
バイクの乗り換えで今乗っているバイクを手放す場合、下取りと買取の2つの選択肢があります。下取りは、新しいバイクを購入すると同時に今乗っているバイクを売却して、その売却金額を新車購入代金から差し引くという方法です。
一方、買取はバイクを売却して得た金額を現金として入手できます。得た現金は、バイク購入に充てられるのはもちろん、自由な用途で使うことが可能です。下取りと比べると買取のほうが、査定金額が高い傾向にあります。
バイクを乗り換える際の手間を減らしたいのか、それともコストを抑えたいのかなどによって、下取りと買取どちらにするのかよく検討するとよいでしょう。
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