バイク一括査定を利用するデメリットとメリット・高く売るコツを紹介

バイク一括査定サービスを利用すると、インターネットを通じて複数の買取業者に一度に査定を依頼できる便利さが魅力です。たった一度の情報入力で複数の査定結果を得られるため、買取業者を比較する際に手間が大幅に省けます。一方で、バイク一括査定サービスにはいくつかのデメリットもあるため事前に確認しましょう。

当記事では、バイク一括査定に伴う電話やメールの多さ、最終的な査定額の違い、個人情報の取り扱いリスクなどのデメリットのほか、メリットについても詳しく解説します。バイク一括査定サービスの利用を考えている方や、デメリット・メリットを総合的に知りたい方は必見です。

バイク一括査定とは、インターネットを介して複数の買取業者に査定をまとめて依頼できるサービスです。依頼者の個人情報と、バイクの車種や年式、事故歴などの基本情報を1回入力するだけで、複数の査定結果を得られるメリットがあります。

しかし、バイク一括査定にはいくつかのデメリットもあるため、利用する前に確認しましょう。以下では、バイク一括査定のデメリットを5つ解説します。

バイク一括査定では、各買取業者が依頼者にいち早く連絡をとって顧客を獲得しようと考えているため、電話やメールが大量にきます。一括査定に登録したのはいいものの、鳴りやまない電話や大量に届くメールにストレスを感じる方も多いでしょう。

相次ぐ電話やメールの対応に追われると、落ち着いて買取業者を選べなくなる可能性もあります。バイク一括査定をうまく活用するためにも、しつこい営業や即決を迫る業者などはきっぱりと断りましょう。

バイク一括査定においては、各社から受け取る最初の査定額が最終的な買取価格と違う場合があります。最初の査定額はあくまでも目安であり、売りたいバイクモデルの最高買取価格を買取業者が提示するケースも珍しくありません。

概算と実際の査定額が異なるのは、低い見積額を提示すると断られる可能性があるほか、現物を見ていないために正確な買取額を伝えられないことなどが背景として考えられます。

万が一、買取業者が自分の予想よりも高い査定額を提示したとしても、急いで売却を決めないほうがよいでしょう。

バイク一括査定は個別査定よりも大幅に手間が省けると考え、気軽に利用する方もいます。しかし、最初の情報登録は一括でできるものの、取引相手を決定するまでには複数業者との間でさまざまな対応が必要であり、実際には時間と手間がかかります。

複数業者への対応とは、各社からの電話やメールへの対応、出張査定の日時調整や当日の対応などです。個別査定なら最短1、2日で済むことも、バイク一括査定を利用すると1週間ほどかかるケースもあるため、早く売りたい方にはデメリットと言えるでしょう。

バイク一括査定を利用する際は、基本的に査定士を指名できません。査定士とは、バイクを検査して査定額を算出する技能を有する人です。査定士は通常、固定制または歩合制の報酬形態で買取業者から仕事を引き受けています。

歩合制の査定士が検査を行う場合、バイクの買取価格が低くなる可能性があります。買取価格が低いほど、査定士としての報酬は増えるためです。

バイク一括査定に申し込むと、個人情報流出の恐れがある点もデメリットです。インターネットサイト上に登録した名前・住所・電話番号・メールアドレスといった個人情報が、何らかの不正行為やミスによって流出する可能性があります。

一連の個人情報は、複数の買取業者に共有されます。必要以上に個人情報を伝えたくない場合は、買取専門店やディーラーによる店舗や出張での買取を検討してもよいでしょう。

バイク一括査定は、買取業者を探す手間を省ける便利なサービスです。サービスの性質上、これまで知らなかった買取店と出会えるメリットもあります。以下では、さまざまあるメリットの中から4つを取り上げて解説します。

バイク一括査定を利用すると、複数社の買取価格を簡単に比較できる点は大きなメリットです。1件ずつバイクの情報や個人情報を入力する必要がある個別査定とは異なり、1回の入力でいくつもの買取価格を簡単に入手できます。

複数社が提示した買取価格は比較材料となるとともに、おおよその相場価格を見極める材料にもなります。ある程度の相場価格が分かっていれば、相場価格よりも大幅に低い買取価格を提示した買取業者は選ばないなど、対応する手間を省ける点もメリットです。

バイク一括査定では、査定額が高くなりやすい点もメリットです。バイク一括査定においては買取業者の間で競争原理が働き、顧客を獲得するために他社よりも高い査定額を提示する傾向があります。できるだけ高くバイクを売りたい方にとっては魅力的なシステムです。

例えば、提示された査定額は低いものの、利用したいと思える買取業者があった場合、高額の査定額を提示した他社を引き合いに出して価格交渉できます。場合によっては、気に入った買取業者に高額で買い取ってもらうこともできるでしょう。

バイク一括査定には、24時間356日査定できるサービスが多くあります。いつでも査定の申し込みができる利便性の良さはメリットです。インターネット上で査定の申し込みを受け付けているため、早朝や夜間など時間を問わず、自分のタイミングで利用できます。

持ち込み査定を行う場合は、1日の営業時間や休店日が決まっている買取業者の都合に合わせて申し込みをする必要があります。そのため、買取業者の営業時間中に対応が難しい多忙な方には、バイク一括査定の利用がおすすめです。

バイク一括査定では、自分がこれまで知らなかった買取業者と出会えるチャンスがある点もメリットです。バイク一括査定サービスと提携している買取業者の数は多いため、優良なサービスを提供している買取業者と出会える可能性もあります。

自力で買取業者を探す場合、自分がすでに知っている全国規模の大手買取業者などを選ぶ場合が多いでしょう。しかし、地域密着型の小規模店の中にも高い買取価格を提示する買取業者は少なくありません。バイク一括査定では大手だけでなく小規模店にも査定してもらえるため、選択肢が広がり満足のいく取引ができるでしょう。

バイク一括査定で高く売るコツの1つは、最適なタイミングや時期で売ることです。最適なタイミングや時期とは、新年度が始まる前や夏休み前です。バイクを利用したい人が増え、需要が高まる時期には価格が高くなります。

タイミングや時期以外にも、高く売るコツはさまざまあります。以下で紹介する3つのコツをぜひ、参考にしてください。

普段から小まめなメンテナンスを心がけることが重要です。しっかりとメンテナンスされ、コンディションが良好な中古バイクには高価買取を期待できます。洗車やオイル交換、チェーンへの注油といった小まめなメンテナンスはバイクを高く売るポイントです。

定期的なメンテナンスの状況を示せる点検整備記録簿をつけることもおすすめです。

バイクの査定時には車両の状態が細かくチェックされるため、査定直前には洗車を含んだ整備を忘れずに行いましょう。コンディションの良いバイクでも、泥やオイルなどの汚れがついていると、査定額に影響を与えかねません。

査定直前にバイク専用シャンプーとスポンジを使い洗車し、きれいに仕上げたバイクは、査定士からの印象も良くなるでしょう。

バイクをカスタムしている場合は、純正のパーツを準備しましょう。高価なカスタムパーツを使っていたとしても、カスタムしたバイクは必ずしも需要が高くなく、マイナス評価となる可能性があるためです。

純正のパーツに交換し直す必要はないものの、バイクとともに純正のパーツを準備して査定に出すことがポイントです。

バイク一括査定では、電話やメールが大量に届くことや、複数業者への対応に手間がかかること、最終的な価格が違う可能性があるなどのデメリットがあります。一方で、買取業者同士の競争が生まれやすく結果的に査定額が上がるほか、自分が知らなかった業者と出会えるメリットもあります。

バイク一括査定は24時間いつでも利用可能なため、時間の制約がある方でも気軽に申し込めるのが特徴です。バイク一括査定を利用する際は、メリットとデメリットの両方を十分に理解した上で愛車の査定を依頼するか検討しましょう。